今年の課題

2012年10月6日


今年はこういうのを教えてます。

トライデントでも授業が始まりました。2年ぶりにダンボールで椅子を作ってもらっていますが、今までと違うのはスーパーなどでもらえる無料のダンボールを使うこと。

教える前に自分でもチェックしとかなきゃと思って試しに作ってみました。ポテチの箱を2つ3つ切って貼ってどうにか完成。座れるものかなと一瞬思いましたが、その辺は難なくクリアー。実際、そこまではたいして難しくないんです。

むつかしいのは、それを使い続けられるかどうかということになります。一瞬座れるだけでは意味がなく、座り続ける事が出来てようやく一人前(?)の椅子です。ということで作ってからしばし自分で使い続けていたのですが、写真の様にだんだんと上の方が壊れてきました。荷重を支えるだけの強度が足りなかった事と、ダンボールの折れ目を同一面にしてしまったのが原因です。つい、きれいに揃うようにと見た目を重視してしまいました。これはリダンダンシーの問題でもあります。

しっかりと作りなおして学生さんに見せようかなあと思ったのですが、それよりも失敗を見せた方がいいかなと思ってこのまま見せました。座れるには座れるけど、こういうのではアカンよと。

実のところデザイン力とか構想とか、そういうのはあまり求めていません。建築もそうだけど、世の中形に凝りすぎたものが過大に評価されているように思います。見た目に惑わされるのではなく、普通に使えて座りやすいというのはどういう事なのかを知ってくれればと願っています。

竹中設計事務所アシュ

プロフィール

竹中設計事務所アシュ

名古屋のローコスト住宅を得意とする事務所

名古屋近辺で坪単価50〜60万円台の住宅を得意とします。ハウスメーカーで納得されない方はぜひ一度ご相談ください。よろしくおねがいします!

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