餅まき

2012年10月7日

現場が上棟しました。

もともと建物が出来るまで、つまりは現場の最中には多くの祭があったと聞いた事があります。どういう祭があったのかよくはわかりませんが今はおおまかに言うと3つの祭があって、一つは建物を作る前の地鎮祭、棟木が上がった時の上棟式、それに竣工のお祝いといった所でしょうか。それも最近はさらに簡略化されてきて、簡単に済ませたり省略される所も多くなりました。

棟上げの時どうしますか?お施主さんに尋ねてみました。いずれの式も執り行うのはお施主さん次第という事になります。そうした所、是非餅投げをやってみたいとのお返事をいただきました。いいですね、それは。餅投げ、あるい菓子投げという所もある様ですが、最近ではなかなか見ない光景です。お施主さんは当然ながらその地の新しい住人となる人で、そうする事で周囲へのつながりもできますし、もちろん現場の職人さんたちにもありがたい事となります。工事の日程をチェックし進める事となりました。

当日。小さな現場ですが10人ぐらいの職人さんが集まって仕事をしてくれてました。私が現場に着いた頃にはすでに上棟どころか屋根まで乗っかっていて、順調に事が進んでいました。夕方になって工事を一段落させ、現場の皆で周囲の住民のみなさんに餅投げの事を呼びかけていきました。オレ、これじゃあ変人だよなあ、こんなんで呼びかけに行っていいのかなあと大工さんの一人がつぶやきます。普通のニッカポッカのいでたちだったので、なんで?大丈夫ですよと言ったんですが、足元を見ると何故かケバいお姉ちゃんが履きそうなサンダルを履いています。なんでやねん?まあでもいいでしょ大丈夫といいきかせて(?)周囲を歩いていきました。

しばらくし、多くの方々に集まっていただきました。お施主さんにご挨拶をいただいて餅投げ開始です。餅1500個と多数の菓子袋は全てお施主さんにご用意いただきました。あとはひたすら投げるだけ。投げるだけなんですけど、さすがに1500もあるとなかなかなくなりません。拾っていただいた皆さんも必死だったと思うんですが、投げる私たちもけっこう必死(?)でした。

尽きる事がないと思った餅もそれでも徐々になくなっていき、無事に終了となりました。餅も菓子も、全てきれいになくなりました。一個ぐらい地面のどこかにあるかなと思いましたが、一個もどこにもありません。それぐらいきれいさっぱりに終わりました。とてもありがたい事の様に思いました。久々の素敵な体験となりました。

竹中設計事務所アシュ

プロフィール

竹中設計事務所アシュ

名古屋のローコスト住宅を得意とする事務所

名古屋近辺で坪単価50〜60万円台の住宅を得意とします。ハウスメーカーで納得されない方はぜひ一度ご相談ください。よろしくおねがいします!

竹中設計事務所アシュの事例

  • house h

    house h

  • house n

    house n