「なぜ」とは別のもの...。
2012年10月18日
青山にある「こどもの城」の閉館が決まった、
というニュースを読みました。
その大きな理由の一つが、
やっぱり、これでした...。
「建物の老朽化が進んだ」…。
でも、
1985年の開館で、
わずか30年にもならないのに、
本当なのかなあ、と思いませんか…。
大体、
どの程度「老朽化」したら、
建物を取り壊す理由になるほどに
「老朽化」したことになるのですかね…。
なんとなく、
都合のいい理由にされているような気がして、
つくるのにかかわった人が気の毒な感じがしてしまいます…。
「たった30年も保たないようなものをつくったのか」なんて、
突っ込まれてしまいそうですよね…。
そういえば、
赤坂プリンスホテルも解体が始まったようです。
こちらも、1983年開館で、
やっぱり、30年足らず…。
「こどもの城」の方は、そうでもなかったのですが、
赤坂プリンスホテルの方は、
丹下健三設計の作品として、
私が学生の頃には、
ちょっとした話題になっていました…。
そんなのも、
古くなったから、と言われて、
たった30年で壊されてしまうというのだから、
なかなか考えさせられるものがありますよね…。
数年前に、仕事で九州に行った時に、
ついでに、
いろいろと建築を観て廻りました。
実は、
学生の頃にも、観て廻っていて、
およそ10年ぶりの訪問でした。
その時に、
10年前にあった有名な建築が、
かなりなくなっていたので、
大変驚きました…。
話は、以下に続きます...。
http://blogs.dion.ne.jp/k_nakama/archives/10952900.html
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仲摩邦彦建築設計事務所
ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたい、と考えています。
建築は、建築主であるお客様や、様々な条件・環境等の、出会いや組み合わせにより生まれるものであり、それぞれが、その機会でこその個性的なものだと考えています。 「これしかない」と納得できるようなものを...