絵コンテ‐1307‐
2016年9月12日
絵コンテ‐1307‐
週末、夕食後は出来るだけ映画を観るようにしています。
一番人気の「名探偵コナン」は、全て観終わりました。「ドラえもん」の映画シリーズもほぼ完走。
いよいよ宮崎アニメに入りました。
満を持してと言えば良いのか 「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」を2周続けて観ました。
ナウシカを解説する必要はありませんが、1984年に劇場公開された宮崎駿監督のアニメ映画です。
特典として絵コンテがついていました。
ここに載せてよいものか迷いましたが、載せてしまいます。
絵コンテは、映画の設計図なのでストーリー、キャラクターが皆に分かるよう描かれたものです。
初めて見たのですが、絵コンテの状態でここまでイメージが出来上がっているものかと、驚嘆しました。
世界最高峰のアニメーターで、ストーリーメーカーである宮崎が描くものなので、素晴らしいに違いないはずですが、ここまでのものとは。
ラピュタは1986年、スタジオジブリの初作品。
私の最も好きな映画のひとつです。
冒険、ドタバタ、使命感、友情と愛情。
ありとあらゆるものが、最高の物語として描かれていると思っています。
アニメは全て人の手によって創られるものなので、答えは絵コンテしかありません。
考えてみれば当たり前ですが「ここまで絵コンテ通りに創られているのか」と驚いたのです。
子供達も、圧倒的に楽しんでいました。
しかし残念なことが一つ。長男は、なぜが「ムスカ」や「バルス」を知っていました。
今時、YouTubeで公開されていると言います。彼はスマホを持っていないのですが、友人から聞いたと。
小学6年になり、当然色々なことを知って行きます。無菌培養などあり得ないので、こんなことはいくらでも起こるでしょう。
しかし、下の娘も楽しめて、初めて観るタイミングを計っていたのは事実です。当たり前ですが、初めては1回しかないのです。
楽しみにしている映画があったなら、予告編は目をそらします。近ごろは、感動、感激を少なくすることばかり起ると言えば、言い過ぎでしょうか。
知ることは可能性を広げます。
しかし、建築家、ミース・ファン・デル・ローエの50年以上前の言葉が更に迫力を増して聞こえてきます。
Less is more. (少なきことは豊かなこと)
動画ではない、宮崎の絵コンテのほうが美しいと言っても、間違いではない気がします。
改めて、その力量に感服するのです。
◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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株式会社一級建築士事務所アトリエm
夢は必ず実現する、してみせる。
一級建築士 守谷 昌紀 (モリタニ マサキ) 1970年 大阪市平野区生れ 1989年 私立高槻高校卒業 1994年 近畿大学理工学部建築学科卒業 1996年 設計事務所勤務後 アトリエmを設立 2015年 株式会...