愛知産業記念館

2012年12月20日


建築関係の展示会があって久々にここを訪れました。

場所は名古屋駅からそれほど離れていないところ。もとは豊田の織布工場があったところです。レンガ造りの建物をそのまま生かし今は博物館となっています。このあたりの工場はのこぎり屋根となっている所が多く、ここもその一つでした。写真の部分は中庭となっている所です。かつては室内だったのでしょう。レンガの壁には今ものこぎり屋根の跡がありますね。窓は北向きになっているので、日中の安定した光が室内に届いていた事でしょう。壁のあちこちには梁が乗せられていた跡も見られます。向こうの小高い所にある屋根は何だったんでしょうね。蒸気を逃がす煙突とかだったのでしょうか。

古いものの価値が認められていて、見ていて飽きの来ない風景です。一方でといいますか、名古屋駅の前あたりは今や再開発のラッシュ。再び超高層のビルなんかが建てられようとしていて、歴史を示すようなものがほとんど取り払われてしまいました。経済と効率だけが求められた結果のような気がしています。長年使われていいはずの建物が時間に耐えてませんね。街ってそれでいいのかな。いろいろと考えさせられる所です。

竹中設計事務所アシュ

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竹中設計事務所アシュ

名古屋のローコスト住宅を得意とする事務所

名古屋近辺で坪単価50〜60万円台の住宅を得意とします。ハウスメーカーで納得されない方はぜひ一度ご相談ください。よろしくおねがいします!

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