永住したい「平野西アパートメントハウス」‐3‐1フロア1ヵ月
2017年5月9日
いつもそこにあることができる‐1373‐
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1階の鉄筋工事が終わったら、型枠大工による工事が本格化します。
鉄筋を包み込みように、化粧型枠が建て込まれていきます。
これらの型枠は、コンクリートが硬化したあと取り外されます。
中でも、剥がれやすいよう、コンクリートの表面が平滑になるよう、塗装がされているのが化粧型枠です。
黄色いウレタン塗装がされている面が、コンクリートに接するのです。
これらは全て手仕事。
型枠を鋼管でしっかり固定したら、いよいよコンクリートの打設です。
タンクローリーが入れ替わり横づけされ、ポンプ車を介して型枠の中に打ち込まれていきます。
コンクリートが均等にいきわたるよう、木槌で叩くのも手仕事。
とにかく人手がかかるのが、コンクリート打ち放しです。
先週後半から、部分的に型枠の撤去が始まりました。
住戸内の壁も姿を現しました。
断熱工事を施すため、壁は打ち放しではありませんが、天井は全て打ち放しになります。
1階から2階の階段を見下ろしてみます。
エントランスドアの高さ、上がりやすい階段の高さ、そして法規と、全てギリギリの線を狙って決めました。
鉄筋コンクリートの建物は、1フロア毎に1ヵ月掛かるといわれます。
この忙しない時代、ゆっくり進むのが鉄筋コンクリート造の建築。
固く強いものが、早くできないのが建築の世界ですが、ある意味もっともだと思っています。
文責:守谷 昌紀
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夢は必ず実現する、してみせる。
一級建築士 守谷 昌紀 (モリタニ マサキ) 1970年 大阪市平野区生れ 1989年 私立高槻高校卒業 1994年 近畿大学理工学部建築学科卒業 1996年 設計事務所勤務後 アトリエmを設立 2015年 株式会...