あなたもよくなれ、わたしもよくなれ、みんなよくなれ‐1430‐
2017年11月14日
あなたもよくなれ、わたしもよくなれ、みんなよくなれ‐1430‐
昨日は天六にある大阪市立住まい情報センターでの、セミナーでした。
天神橋筋商店街のすぐ東にある、10階建ての立派な建物です。
8階から10階の「大阪暮らしの今昔館」は江戸時代の街並みが再現されており、なかなか見応えがあります。
2008年に子供達と訪れましたが、現在は外国人に大人気のスポット。
エレベーターはいつも外国人でいっぱいなのです。
今回の会場は5階にある研修室。
4階にある「住まいのライブラリー」と吹抜け階段で繋がっています。
昨年の4月、他団体の主催でしたが、3階にあるホールが会場でした。
その際は60名の申込があり、40名の参加がありました。
この日は14名の申込があり、参加は7名。
1人のお母さんが赤ちゃんを抱っこしていたので8名とも言えますが。
昨年4月も、人数を気にしても仕方がないと書きましたが、折角なら参加が多い方が嬉しいのが本音です。
しかしこれは全て私の問題。自分の集客力のなさを思い知り、訴求力が足りていないと痛感するのです。
初めて講師をしたのは2011年7月2日のことでした。
この時は新聞広告が入ったにもかかわらず申し込みは15名、参加は8名でした。
それなりに出来たように書いていますが、正直、内容は全くでした。あがっていた訳ではないのですが、早口、抑揚がなく、内容を詰め込みすぎ。
実は、大学時代の後輩がひとり参加してくれたのですが、この日記ではそこにも触れていません。
ようは散々だったのですが、参加者の方には申し訳ない気持ちしかありませんでした。
セミナーは今回で数えて16回目。初めて合格点がだせるかなと思っています。
セミナーのあと、相談希望の方と1時間くらい話しましたが、とてもよい笑顔で、楽しかった、ためになったと言ってくれました。
回を重ねるごとに、構成、話しかた、タイミングなどを改善してきたつもりですが、それらはテクニックでしかありません。
一番大きいのは「参加してくれた方に幸せになってもらう」という気持ちが多少なりとも持てるようになったからだと思います。
昨日、こんな場面がありました。
セミナーが始まってすぐに、参加者の方が質問をされました。
司会の方が気を遣って「質問の時間は後でとりますので、セミナー中は控えて頂けますか」と。
その方は「人数がこれだけしかいないのだから、もっとフレキシブルでもいいのでは」と。
セミナーは始まったばかり。ここで、押し問答をしていても仕方ありません。
その方、また参加者の方にとって、一番よい方法は何かと考え「途中で質問頂いても大丈夫です。ただ、できれば挙手頂けますか」と答えました。
それで納得されたようで、最終的に途中の挙手はなく、最後にまとめて質問されました。
私の尊敬する経営者、恩田さんが主催する勉強会があります。
ボランティアで経営を教えていただくのですが、勉強会が始まる前にトイレで「今日お見えの皆さんの、決算書がよくなりますように」とつぶやいてから講義を始めるそうです。
そんな仙人のようなことは自分には出来ないと思っていたのですが、これが驚く程効果があるのです。
仕事は好きで、楽しくしているつもりですが、中にはシビアな打合せもあります。
そんな時ほど「○○さんに幸せになってもらえますように」とつぶやいてから打合せに入ると、思った以上に良い方向へ展開していくのです。
考えてみれば当たり前です。
逃げ腰で、こわごわ話すのと、少しでも幸せになってもらえるよう、改善策を探るのとが、同じ結果であろうはずがありません。
あなたもよくなれ、わたしもよくなれ、みんなよくなれ
この恩田さんの哲学に何度も救われた気がします。
仙人になることはできません。しかし、1人だけで幸せになることは不可能なのです。
人生はいつも総懺悔です。
前回まで参加してくれた全ての参加者に頭を下げたい気分ですが、出来ればまた参加して貰えると嬉しいのですが。
◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記
株式会社一級建築士事務所アトリエm
夢は必ず実現する、してみせる。
一級建築士 守谷 昌紀 (モリタニ マサキ) 1970年 大阪市平野区生れ 1989年 私立高槻高校卒業 1994年 近畿大学理工学部建築学科卒業 1996年 設計事務所勤務後 アトリエmを設立 2015年 株式会...