中古の物件を取得する前に大事なことは?
2018年2月22日
昨日、家創りを考えている方が、取得を検討している、
中古住宅を視察しに行ってきました。
内部もみようかなと思ったのですが、
まずは、外部と周辺環境だけとしました。
とある駅から、10分以内にある
とても利便性のいい土地柄です。
日常生活していくには、便利ですし、それ以外にも
資産価値と言う意味では、とてもいいですよね。
ただし。
中古戸建住宅の場合は、隣家との関係性が
とっても重要になります。
こちらの場合ですと、
東側に道路があるので、午前中の採光は
ある程度確保できそうです。
こちらの敷地は、結構大きくて、南側に
離隔確保できる状況ではありましたが、
実際に現地を見てみると。。。
南側に3階+ペントハウスの分譲住宅が
2棟並んで建設されていました。
2階建てであれば、十分光は取り込めますが、
3階建てともなると、冬場の採光は期待できません。
こちらも新築であれば、建て方を工夫することで
クリアできるのですが、中古となるとそうもいきません。
建て替え前提でないとすると
オススメできる物件ではありませんでした。
加えて、外壁と屋根は、塗装されて
見た目きれいに仕上がっていましたが、
ところどころ補修後が気になるところがありました。
これから長く住んでいくには、もう少し
しっかりメンテナンスされた家が良さそうでした。
周辺環境との関係や、外壁や屋根の劣化具合等は
建築の専門家でなければ、わからないと思います。
新築ならまだよいのですが、
中古の物件を取得される場合は、
専門家と一緒に探すことをオススメします。
取得してしまってからでは、遅いので。。
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ナイトウタカシ建築設計事務所
「らしさ」を引きだして、カタチにします。
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