素材の良さを引き出す!

2018年3月2日



以前、ブログでも紹介してきました、こちらの家。



本体は、概ね工事が完了して、外構工事中。



昨日、ちょうど、コンクリートの目隠し壁が打ち上がってきました。



コンクリートとレッドシダー、

そしてガルバニウム鋼板の組み合わせ。



各々の素材が、本物ということもあってか、

とてもいい風合いです。



ありそうで、意外に見かけない感じになったと思います。




内部はというと。



こちらは、キッチンから、リビングダイニングを見ています。

吹き抜けからの光が、気持ちいいですね。



床に採用したチークフローリングの色目が

とても落ち着いた雰囲気を創りだしてくれています。



手前のカウンターは、少しヴィンテージを意識して、

わざとムラを残して仕上げていますが、

床との相性も、ばっちりでした。



そうそう。

キッチンも、据え付けられていました。





こちらは、LIXILのりシェルというシリーズで

セラミックのワークトップに、同じ表情の面材を

組み合わせた、今っぽい感じの色相ですね。



コンクリートの塊のような風合いは、

床が持つ、ヴィンテージな空気感に、

とてもフィットしていました。



ムラのある床や、カウンター、そして

キッチンや建具を採用する場合は、

全てを、ヴィンテージにしようとせず、

壁や天井をプレーンにすると、

表情豊かな素材の良さが引き立つと思います。





好きなテイストに、インテリアを仕上げる場合でも、

統一感を求めるあまり、やりすぎになってしまうことも

よく見かけます。



バランス感覚って、大事だと思います。



色柄を決める時は、バランス感覚のある方と

決めれるといいですよ。



建築家って、そういった意味では

選択肢の一つなんだと思います。

(もちろんそれだけではありませんが)

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人の好みや生活スタイルは千差万別。 だから、私たちが創るものに「これ」という決まったテイストはありません。 理想のカタチは、建築家の考えだけで創り上げることはできないんです。 お客様との対話を...

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