「THE LONGING HOUSE 」‐8‐ムクムクと断熱材
2021年3月18日
「THE LONGING HOUSE 」‐8‐ムクムクと断熱材
先週今週と、「The Longing House」の現場を2回訪れました。
2回目はいつもの定例打合せですが、1回目は『現場発泡硬質ウレタン吹き付け』の工事を見るためです。
現場の前には2台車が止まっていました。
1台はホロをしています。
大きな音がしていたので中をのぞくと、やはりコンプレッサーが動いていました。
ここから断熱材を供給しているようです。
監督から「2階から施工中です。意外と進みが早いですよ」という連絡を貰ったのです。
1階エントランス回りはまだ未施工。
このホースで現場へ送っているようですが、何とか間に合ったようです。
1階LDKで、まさに吹き付け中でした。
筋交いの裏側まで丁寧に。
ムクムクと盛り上がってくる様は、まるでマジックのよう。
高い断熱性能とは裏腹に、シェービングクリームのようでもあるのです。
壁一面が吹き付け断熱材で埋め尽くされました。
今週現場へ行った際には、壁面まできれいに削り取られていました。
この工事は見ていないのですが、大きなカッターのようなもので削っていくそうです。
隙間なく、びっしりと詰まっているので、性能的には素晴らしいものがあります。今回の寒波を感じさせない程でした。
金額が張るのと、電気設備を完全に決めておかないといけないのが、大変なところでしょうか。
性能的にも、デザイン的にも盛りだくさんの本計画ですが、ヘリンボーン貼りのフローリングがやってきました。
かなり手間が掛かるようで大工泣かせの材とも言えます。
しかし、そんなところに物語り宿るのもまた事実。その技に期待しましょう。
何せ「The Longing House」=「憧れの家」ですから。
文責:守谷 昌紀
■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記
株式会社一級建築士事務所アトリエm
夢は必ず実現する、してみせる。
一級建築士 守谷 昌紀 (モリタニ マサキ) 1970年 大阪市平野区生れ 1989年 私立高槻高校卒業 1994年 近畿大学理工学部建築学科卒業 1996年 設計事務所勤務後 アトリエmを設立 2015年 株式会...