内部結露は住まいの天敵

2013年6月21日



今日は大阪で、とある講習会に参加してきました。内容は、暖冷房計画と結露でした。今回で2回目です。この講習の魅力はシュミレーションをして室内環境などの確認して設計に反映させていく手法を学べる事です。

その中でも壁の中の結露のシュミレーションがとても興味深いものでした。省エネ住宅は先ずは外壁に断熱材を充填するところから始まりました。その結果、壁の中で結露が発生してしまい、柱や筋交いを腐敗させてしまう事例が起こりました。現在では防湿フィルムや空気層を設けて対策をすることが一般的になりましたが、この地域がこの仕様で良いのかは経験的なものに頼ることも多かったのではないかと思います。

このシュミレーションでは、壁の仕様や透湿の程度、湿度、外部と室内の温度などを入力すればグラフが表示され、内部結露が発生するかを視覚的に確認できます。このグラフでは、青い線と赤い線が交差する部分で結露が発生するので、壁の仕様としては不適合です。(防湿フィルムが無いケースです)

内部結露は住まいの大敵です。間違うと、折角いいプランの住まいが台無しです。計算で予防でいきる事は、計算もきちんと取り入れる事が必要だと思います。

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