その時代の社会が出している音

2013年9月9日

以前に、たまたま雑誌で読んだ、
細野晴臣さんのインタビューが、
とても面白くて、印象に残っていたのですが、
どこに載っていたのかわからなくて、
ずっと探していました…。


最近、なぜか、
突然、部屋の片隅で見つかったので、
それについて、
忘れないうちに、書いておこうと思います...。




それは、2年ほど前の、
新作発表時のインタビューのようで、
その新作についての話が主なのですが、
印象に残っていたのは、こんな感じの部分でした…。




細野さんは、
「戦前ポピュラー・ミュージック」というものを、
当時、頻繁にカヴァーしていたのだそうで、
特に、「40〜50年代のナンバー」を、
愛してやまず、
ライヴでも度々演奏してきたのだそうです…。


そして、
その時代の歌にこだわる理由について、
こんな風に説明していました…。


「もう、〈好きだから〉としかいいようがないね。
曲っていうより、何だろうな、まず音ですね。
音ありきというか、その頃の音の録り方とか機材。
今とは全然違いますからね。
スタジオは木だし、マイクロフォンはリボン、機材は全部チューブでね。
ありとあらゆるものが、その時代の社会が出している音ですよ。
余計な音は聴こえないというか。
だから僕は音楽にとって必要のない音はいらないんだと思って作ってるんです。
といっても、
昔の機材を集めて昔のレコーディングを再現しようとは思わないけど。
そんなことするとお金がかかっちゃうし、
古い機材はすぐ壊れちゃう〈笑〉。
昔のやり方と今のやり方の中間みたいなところで、
悩みながらレコーディングしたんです。
これまでも、気持ちがそっちに向かっていれば、
気力でカヴァーできるはずだと思ってやってきたからね」…。





話は、以下に続きます...。
http://blogs.dion.ne.jp/k_nakama/archives/11304953.html

仲摩邦彦建築設計事務所

プロフィール

仲摩邦彦建築設計事務所

ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたい、と考えています。

建築は、建築主であるお客様や、様々な条件・環境等の、出会いや組み合わせにより生まれるものであり、それぞれが、その機会でこその個性的なものだと考えています。 「これしかない」と納得できるようなものを...

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