松本まちあるき-2<金宇館>

2012年6月19日



泊まった宿。
金宇館っていいました。
昭和のごく初期に作られた木造3階の宿です。

もともとは周囲には何もなかったところのようです。
そこに初代の方が温泉が出るものと見込んでトライすること3年で
掘り当てたようです。

出るかどうかもわからない所に。
しかも3年。
すごいですねえ。

部屋数はたぶん多くありません。
HPを見る限りおそらく10もないくらい。
後で教えていただいたんですけど
ご家族で経営なさっているそうです。
今の若旦那が4代目。

まだ100年ではないけれど
相当にこれも時間を経て今にあるわけです。
床がきしんだりとか
ちょっと隣の物音が聴こえたりとか。
泊まった部屋にトイレはあったけど
お風呂は共同。

でも宿といえば一昔前はこれが普通で当たり前だったはず。
僕がかつて設計した天草の旅館も
もともとはそんな感じの所でした。
どこか親近感の沸きました。

最新鋭の設備でもないけど今日まで続いてるわけで。
目に見えないものがここにはあるようです。


渡り廊下。
テラゾーかな?
きれいに磨き上げられてました。



本館と別館がこの廊下でつながっています。
両側は庭になっていて
それがあちこちの部屋から楽しめる仕組みです。
裏側は山になっていて
いろいろな鳥の鳴き声も聞こえてきました。
チーとかピーとかひょろひょろーとか。
お姿はわからなかった、残念。。。


こういう庭というのも、久々に見ました。
ひとことでいうと緑がきれい。
ふとことめにも緑がきれい♪
ありあまる富がここにあります。
何かが空から降ってきそう。


泊まった部屋の窓。
6月は花もなければ避暑でもないと思ってたけど
まさにここにも萌える程の緑。
サッシも木製の細いやつで
ガラスも昔々の真っ平らではないやつ。

料理がすごかった。
おいしいのと、その量と。
特に量はすごかった。
食べ終わったらカラダが曲がりませんでした〜。
アスパラ焼いたのとか馬刺しとかギュー肉とかしんじょとか
うなぎとか天ぷらとかじゅんさいとかアユとかアイスクリームとか
とかとかとか。
満足を超えてました〜♪


ロビーの光。
昭和の時の型板ガラスでしょうか。
同じものはもう作ってないでしょうね。


こういうその、ところどころの風景がまた何とも良いもので。
昔々は皆ここで顔を洗っていたんでしょうね。
見てるだけでお早うってどこからか聞こえて来る様な気がします。

一泊して名残惜しくその宿を去りました。

朝ゴハンも美味しかったなあ〜♪








3に続く

竹中設計事務所アシュ

プロフィール

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