このたび新宿区新宿に、【TH本社ビル】が完成しました。


特徴は、構造と光です。
天井につらなる梁と梁の間からの穏やかな光が
執務スペースをやさしく包み込みます。

下記の日程で、見学会を行います。
皆様のお越しをお待ちしております。

日時  10月 3日(土) 12時〜18時

※ ご来場希望の方は、恐れ入りますが、

お名前 ・住所 ・電話番号
をご記入の上、


・メール PRIME@a.email.ne.jp

・若しくは FAX 03-3354-3745  


に
ご連絡いただければと思います。


詳しくは【オープンハウス資料】をご覧下さい。 (続きを読む)

【光を抱く家】
「SUUMO注文住宅」(発行:リクルート)
の表紙に、掲載されました。



光をテーマに、心を解き放つ空間をめざした住宅建築です。

撮影の様子は、http://iemusubi.com/architect/blog/1322
をご覧下さい。

■設計主旨

夫婦と成人した子供2人のための家です。
建物を大きく3つに分けて、中央を家族がいっしょに過ごす共有の場、
それを挟んで南北に寝室などの個のスペースを配置しました。
中央と個室の間に、階段やサンルームなど、空からの光が注ぐ
明るいスペースを配置することで、各個室が「離れ」のような
独立した落ち着きある雰囲気を感じられるようにしました。
道路に対してはプライバシーを守る閉鎖的な表情にしつつ、
中庭に開放的に各空間を配し、落ち着きつつ、広がりの感じられる
住空間をめざしています。
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西 島 正 樹

株式会社プライム一級建築士事務所

PRIME INC.ARCHITECTURE AND PLANNING
〒160−0022 東京都新宿区新宿5−10−10
TEL : 03-3354-8204 FAX : 03-3354-3745  
E-mail : PRIME@a.email.ne.jp
http://www.ne.jp/asahi/prime/nishijima/   
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【東聖花の森保育園】と【北部幼稚園】が、
[建築家O-uccino(オウチーノ)]の【厳選!建築家による保育園作品集】
に掲載されました。


【東聖花の森保育園】は、北海道に建つ定員120名の保育園です。
大地と一体となった丘のような円弧の屋根で、保育空間全体を包み込みました。
内部は、枝をはる樹木のような柱の形によって、
森の中にいるような落ち着きのある空間を生み出しています。
各保育室は、環境保育(自由保育)の実践の場として、
各所にコーナーを持つ多様な空間を展開しています。


【北部幼稚園】は、熊本市はじめての認定こども園です。
園庭と一体となったのびやかな保育空間をめざしています。
一つ一つ家のように独立した保育室を、5mの奥行きの庇がつなぐ構成によって、
保育室の前に、半屋外の活動空間を多様に展開しています。
各保育室は子どもたちの家として、一つ一つ独立させ、
子どものスケールに合わせた小さなスペースをつくり、
一斉保育とは別の独自の保育活動を可能にしています。 (続きを読む)

「光を抱く家」が、「SUUMO注文住宅」 (発行:リクルート)の表紙に、掲載されることになりました。



6月4日、その撮影がありました。モデル2名が入った本格的な撮影となりました。
「光を抱く家」はhttp://www.ne.jp/asahi/prime/nishijima/62/62.htmlで詳しくみることができます。 (続きを読む)

【パッシブ発想に基づく省エネルギー住宅−8】・・・低炭素住宅について
 最後に「低炭素建築物認定制度」という新たな取り組みにふれます。日本における住宅の省エネルギー施策はこれまで高断熱化、高気密化に集中してきました。しかし地球温暖化防止のためには住宅の環境負荷を総合的に
低減することが急務であることから、この制度はつくられました。認定を受けるには、住宅内の総エネルギー消費量を基準値以下にし、加えて「低炭素化に資する措置」を講じる必要があります。認定を受けると容積率の割増しや税制面での優遇などのメリットがあります。この制度で興味深いのが、アクティブだけでなく、パッシブシステムも評価の対象になっている点です。太陽光発電など住宅でエネルギーを作り出したり、最適なエネルギー使用をコンピューターで制御するというような最先端の技術とともに、緑化や雨水利用などが「低炭素化に資する措置」として認められています。さらに、木造住宅であるだけで、低炭素化に寄与したことになります。木が育つ時に吸収したCO2と燃焼廃棄された時に発生するCO2はバランスされるので新たなCO2発生とは見なさないという「カーボンニュートラル」という考え方に基づく評価です。木という自然材を生かすことがそのまま環境保護につながるという点で、パッシブな考え方と結びつくと思います。また住宅の長寿命化もそれだけで「低炭素化に資する」と認められます。建物の解体廃棄による環境負荷は大変大きいのです。建物を長く使い続けようという「もったいない」の感覚は、地球環境を救う大きな手立てになるのです。今後、身近な自然の恵みを生かした家づくりが広がり、地球にやさしい社会が実現していくことを願っています。【終】
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【パッシブ発想に基づく省エネルギー住宅−7】・・・パッシプ設備による省エネ対策 集熱
「集熱」と「蓄熱」の仕方によっていろいろな方法が考えられますが、代表例を4つあげましょう。
まず、窓からの日射熱をそのまま床に蓄熱する「ダイレクトゲイン」、日射熱を壁に蓄熱する「トロンプ壁」、居室の南側にもう一つ温室のようなガラス張りの部屋を設けたのが「サンルーム型」です。
また、屋根面で暖められた空気を床下に送り蓄熱するのが「OMソーラー」です。 
 さて、部屋を暖めること以外で普及しているのが日射熱の給湯利用です。
屋根に設置した配管内の水を日射熱で暖めてタンクにためて使うというのが基本的な方法です。夏冬ともに利用できる点も魅力です。
 このようなパッシブシステムには、窓の開閉、雨戸やカーテンブラインドの開閉など、その場の状況に合わせて人の手が介在する必要があります。
アクティブシステム、つまり機械にたよるのであれば、人間はただスイッチを押すだけの受け身(パッシブ)でいられるのとは対照的です。
パッシブシステムを使いこなすには、人間の方が環境の変化に応じて適切に活動、つまりアクティブにならなければならないのです。
その行動は単に自分のためだけではなく、地球環境の保護の一助にもなっている点に注目したいと思います。
パッシブシステムは「Think Globally,Act Locally! (地球規模で考え、身近な場で行動しよう! )」という言葉と深く結びついているといえるでしょう。(つづく)
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【パッシブ発想に基づく省エネルギー住宅−6】・・・パッシプ設備による省エネ対策 集熱
 前号までは基本的な自然力の利用についてふれてきましたが、この考え方をさらに進めたパッシブシステムが存在します。
それは日射熱の利用です。冬でも窓から直射光がさすと、暖房なしで過ごせるほど部屋が暖まりますが、この暖かさは日が沈むと急激になくなります。
この暖かな熱を夜までとっておいて有効利用しようということで、いろいろな方法が編み出されてきました。
総称して「パッシブソーラーシステム」と呼ばれますが、どのシステムにも共通しているのが、日射熱を「取り込む(集熱)」「ため込む(蓄熱)」「逃さない(断熱)」の3つの柱から成り立っている点です。 
 まず「集熱」、すなわち日射熱を取り込むのは大きなガラス面や屋根です。
ただガラス面は室内の熱が逃げる場所ともなるため、複層ガラスにしたり夜は雨戸や厚手のカーテンをしめるなど断熱性能を高める工夫が必要です。
次は、熱をため込む「蓄熱」です。どんな物質でも熱をため込む性能を持っており、ため込む能力が高い物質ほど暖まりにくく冷えにくい特徴を持ちます。
この能力がとても高いのが水ですが、住宅では土やコンクリートが蓄熱材としてよく使われます。
なお誤って夏場に蓄熱材に熱をため込むと今度は冷えにくいためにいつまでも部屋が涼しくならないので、夏は直射光が蓄熱面に当たらないようにしなければなりません。
3つめの柱が「断熱」です。昼間しか取れない日射エネルギーを少しでも逃げないようにすることが大切です。(つづく)

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【パッシブ発想に基づく省エネルギー住宅−5】・・・通風・緑・雨水
 風は気の向くままに吹いているわけではなく、「卓越風向」といって地域ごと季節ごとによく吹く風向の傾向があります。
その特性を知った上で窓を配置すれば、夏の卓越風は積極的に取り入れることで室内を涼しくし、冬の卓越風は防ぐことで室内の暖かさを失わないようにできます。
 次は緑の働きです。緑は雨水を吸収し、周辺の気温変化を和らげてくれます。
土と緑の庭をつくり、そこを通る風を室内に導き入れると、より涼しく感じることができます。
窓先に落葉樹を植えると、夏には茂った葉が厳しい日差しを遮り、葉の落ちた冬にだけ日射熱を室内に入れることができます 。
また、屋上緑化は、水分の蒸発によって夏の日射熱を和らげるとともに、それ自体が断熱材となり無駄なエネルギーの浪費を防いでくれます。
 また、雨水に意識を向けることも大切です。
雨水を土に浸透させると、身近な生活環境が潤うだけでなく、緑とともに都市のヒートアイランド現象をおさえてくれます。
また土はためた水を徐々に放流しますので、急激な雨水がそのまま下水に流れる込むことを防ぎ、ゲリラ豪雨に対して効果があります。こういう性能は社会的なエネルギー損失を大きく抑える効果があります。 (つづく)
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【パッシブ発想に基づく省エネルギー住宅−4】・・・日照への工夫-1
 「自然を受け入れる」ということが前提のパッシブシステムですから、気候風土に注目しましょう。
日本の場合は、四季の移り変わりが最大の特徴です。
住宅は暑い夏、寒い冬の両方に対応できる必要があります。
太陽光を考えると、夏は暑いので日射は室内に入ってほしくないが、冬は寒いので日差しがありがたいと誰しも感じることでしょう。
こんな都合のいい要求にこたえてくれるのが庇です。
窓の上に庇があると、夏の上方からの日射は庇に遮られて室内には入りません。
逆に冬は真昼でも太陽はあまり高く上がらず日差しは斜めからさすため、庇をかいくぐって室内まで入りこみます。
このように庇は、夏冬の日射を上手に制御するパッシブシステムになっているのです。
庇のこの仕組みは南向きの窓にはあてはまりますが、東や西では効力を発揮しません。
夏も冬も横から日がさすので、夏の日差しだけを遮るということができないのです。
こういう知恵があったからこそ、日本人は昔から南の日差しにこだわってきたのでしょう。
 太陽光を室内に十分取り入れれば、電灯は使わなくてすみます。
この当たり前なことも採光の工夫を意識的に行うとさらに省エネルギーにつながります。
たとえばトップライトです。
トップライトは同じ大きさの窓と比べて数倍の明るさを得られるので、たとえば北側の奥まった暗い部屋に設けると一気に明るくなります。
ただし、不用意に日射熱まで入れると夏熱くて仕方がなくなるので、注意が必要です。(つづく)
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【パッシブ発想に基づく省エネルギー住宅−3】・・・アクティブとパッシブ 
 具体例を通してアクティブシステムとパッシブシステムを比較してみましょう。
たとえば太陽の光を利用する方法です。
最近話題の太陽光発電は半導体が組み込まれた専用パネルに太陽光をあてて電気を発生させます。
特殊な機械を使い、光から電気という質の違うエネルギーを取り出す点で典型的なアクティブシステムです。
一方、太陽の光で水や空気を暖めてお湯や暖房として利用する場合は、日射熱をそのまま熱として受け入れて利用している点でパッシブシステムに属します。
アクティブシステムは、より使いやすい質への変換と引き替えに利用価値のない副産物が生まれたり、特殊な機械の製造段階で廃棄物が発生したりします。
パッシブシステムは、そこにあるものをそのまま利用することが基本のため廃棄物を出しません。環境保護の立場と合致したシステムといえます。
 私たちは昔から、このパッシブな方法を身近な生活習慣として身につけてきました。
たとえば、窓からの採光、雨戸の開閉、洗濯物の天日干し、風通しで涼をとる、夏の打ち水などです。
これらは身の回りにある自然力を生かし、無駄なく使おうという素朴な感覚、いわば捨てるのは「もったいない」という思いにもとづく生活の知恵といえるでしょう。
この考え方を推し進めて、自然の恵みをさらに有効利用しようという家づくりが「パッシブな発想に基づく家づくり」です。(つづく)

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(株)プライム一級建築士事務所

プロフィール

(株)プライム一級建築士事務所

人間の内面と呼応する空間

【代表建築家 西島正樹】 プロフィール  1959年 東京生まれ  1982年 東京大学工学部建築学科卒業  1984年 東京大学大学院建築学専攻修士課程修了  1984年 ㍿石本建築事務所勤務  ...

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