白で統一された、ミニマルデザインのモダンな家。



シンボルツリーのグリーンとの対比が素敵です。





こちらの家。

実は、10年ほど前に、設計させていただいた家なんです。



10年たった今でも、新鮮で、美しい。

ミニマルなデザインは、時を経ても、

時代を感じさせない「力」があるんだと思います。



おそらく、もう10年先に見ても、同じ感覚になりそうです。







それはさておき。

私が呼ばれた理由は。。。





お客様は、数年前から、猫を飼い始めています。



最初は、一匹だったのですが、現在3匹に。



かわいい猫にできるだけ、

自由に暮らせるようにしたいとのこと。



でも。

引き戸はあけてしまうし、

キッチンの上にはジャンプして載ってしまうし、

クローゼットに入ると服をひっかいてしまうし。



いろいろ対策はしているのですが。。。

なかなか大変なんだそうです。



特に。

調理している間にキッチンに載ってくると、

包丁があったりして危ない。



それを注意するのも切ない。。



それが、どうしても耐え切れなくなってきたので、

思い切って、猫リフォームをしようと思ったそうです。





ネットでいろいろ調べてみて、

アイデアはあるのですが、せっかくのデザインを

崩したくない。



猫のための対策をしながらも、

ミニマルなデザインは生かして、

今よりも、もっとかっこよくしちゃいたい!!



というご要望でした。





サプライズでした。





外壁の塗り替えよりも。

設備の取り換えよりも。



先にリフォームとは!





しかも。

今までにない、高いハードルです。

(猫対策しながらミニマルでかっこよく)



何だか、燃えてきますね。





ただ。

自分で関わらせていただいた家を

リフォームのためとはいいつつ、

解体するのは、想像すると、辛い感じ。



おそらく。

家創りに関わらせていただいた家って、

私からすると、自分の子供みたいな感じだからだと

思います。



でも。

住まわれる方の幸せのためなので、

そんなことも言ってられません。





猫とともに暮らす。

猫共生住宅。



しかも。ミニマルモダンなデザイン。



どうなるんでしょうか。



いろいろ考えてみます!! (続きを読む)



昨日手元に届いた、とある家創りの竣工写真。



今日は、その一部をご紹介しようと思います。





ゆったりとしたLDK。



平面的な広さもそうですが、

リビングとダイニングのあたりにある吹き抜け

のおかげで、開放感が抜群ですね。



構造的なことも考えながらですが、

しっかりとアイランドキッチンも実現しています。



濃い木目のフローリングが、白いキッチンを

引き立ててくれていますね。



TVの背面には、奥様お好みのモザイクタイル。

その色目が、木目の色合いとフィットしています。



実は、いろんな要素を取り込んでいるのですが、

ベースとなる壁や建具を、白くしているので、

ゴチャゴチャしていませんよね。



あれもこれもというときは、そういった視点を持つとよいです。





キッチン背面は、バックセットではありません。



半透明の建具で仕切られた、隠せる収納なんです。

普段は開放されていて、来客時には閉める!



ただ、半透明の建具にすることで、

詰まった感じが少なくなったりします。



背面に、たくさんの収納があるのですが、

それだけでなくて、キッチン脇(写真だと奥)には、

パントリーをしっかり確保しています。



1.5帖ほどの広さなのですが、

棚をL字型にすることで、いっぱいまで有効活用して、

大容量のパントリーを実現しています。



LDK全体は、プレーンな感じでしたが

パントリー内には、とっても個性的な壁紙!!



奥様の遊び心なんです。



パントリをあけた瞬間、お気に入りの壁紙っていいですね。





こちらの家。



こんな感じで、面白いアイデアがいっぱい詰まっています。



写真の整理がしっかりできたら、

サイトやこちらでもご紹介しますね。



お楽しみに! (続きを読む)



昨日は、とある家創りで、工事関係者と打ち合わせから。

来月の建て方に向けて、プレカットの打ち合わせです。



部材の大きさから樹種、組み方や金物のことなど、

その打ち合わせは多岐にわたりjます。



構造の図面だけでなく、意匠図(建築図)もみながら

設計意図を伝えながら、納まりまで検討していきます。



毎回ですが、

結構濃密な打ち合わせになるので、

終わった後、頭から湯気が出そうになります(笑)



詳細まで問題なく打ち合わせできたので、何より。

ここで、あいまいにしておくと、あとで大変ですから。





その後、場所を移動して、名古屋モザイクのショールームへ。



内装に採用を予定しているタイルと

外壁に採用を予定しているタイルをセレクトするのが目的です。



最終的な採否は、お客様にしていただくのですが、

全体のコンセプトや方向性、お客様の趣向を踏まえて、

ある程度までは、私の方でセレクトしておきます。



そうでないと、すんごい種類の中から

たった一つを探すことになりますからね。

(もちろんセレクトできる方には、お任せしたりもします)





弊社との家創りでは、ほんとの意味で自由です。



構造も、仕上げも、下地も、断熱材も。

すべて、どのメーカーのどれをセレクトしていただいてもOKです。



ただ、予算とのバランスは必要ですけどね。



このメーカーが強いといった偏ったこともありません。

それでは、自由とは言い切れません。



実は、小さな工務店の場合は、こういったことがあります。

「サッシは、LIXILよりYKKの方が安く入るんですよね。」



安く入ることも大事かもしれませんが、

もっと大事なのは、費用対効果なのかなと思いjます。



同等の性能??ということでもないと思いますので。





そうそう。

話は戻るのですが、自由であることって、

逆に大変なんだそうです。



どういった基準で、何をどうセレクトすればいいのか

わからないからだそうです。



なので。

私は、自由に選んでいいよ。ということではなくて、

この素材には、こんなメリット、デメリットがあるといった

情報はしっかりと提供して、セレクトしていただいています。





情報は提供して、意思決定はしていただく。



そんな感じです。



だからみなさん、自分らしい家になっていくんだと思いますよ。 (続きを読む)



とある家創りの現場のワンショット。



ブルーの世界になっています。



実は、上棟が完了してから、防水がしっかりできるまでは、

家をブルーシートで、しっかり囲ってしまうんです。





外から見ると、こんな感じです。



実は、このブルーの世界は、一定期間だけなので、

私個人的には、とっても楽しみなプロセスの一つでもあります。





実は。

この時期って結構大事な時期なんです。



壁が張られていないので、

完全に骨組みのみになっていますよね。



どんな材料を使っているのか。

材料同士をどう接合しているのか。

筋交いはしっかり適切に入っているのか。

その大きさや向きは問題ないか。

計算で算出された適正な金物で固定されているか。



等々。

チェックするポイントが盛沢山です。



特に。

金物は重要なんですよね。





昔は、金物といっても簡易なものが多かったのですが、

現在は、その接合部に、かかる力に耐えうる金物を

使う必要があるんですよね。



金物も「ただ」使ってあればよいのではなくて、

適正な固定方法でないといけません。



床に構造用合板を張っていますが、その床の

釘のピッチだって決まっているんですよ。





そういったことも含めて、しっかりと確認できるのは、

この時期だけ。

壁が張られると見えなくなってしまいますからね。



なので、しっかりとパートナーにチェックしてもらいましょう。





ちなみに。

私は、すべての箇所を確認するようにしています。

大事な大事な家創りですからね。 (続きを読む)



先日、伺った家のワンショット。

家創りに関わらせていただいたお客様の家です。



2階の廊下なんですけど、

その壁面に、ご家族の写真が飾ってありました。



アイアンのブラック手摺に合わせたように、

ブラックのフレームの写真。



統一感ありますよね。



しかも。

同じ大きさのフレームを無造作な感じですが、

しっかりとバランスのよい配置でレイアウトしている

ところなんかは、お客様のセンスを感じます。



こういったちょっとした工夫で、

廊下は、ギャラリーになります。



おそらく当初から決めていたわけでなくて、

出来上がってから考えたようです。





こちらは、別のお客様の家。



玄関正面の下足入れ周りに

いろいろ飾り付けしていますね。



かわいらしい感じですよね。



カラフルな人形もいいのですが、

小さな植栽がいい味を出しています。



こちらのお客様は、ガーデニングが大好き。

それって、この飾り付けにも、表現されています。





またまた別の家です。

こちらは、まだ竣工して間もない家の玄関です。



とっても上品なコンソール。

床のウォルナットとの相性も抜群ですね。



飾り付けは、まだ意図していないとおっしゃっていましたが、

これから、どんな飾りつけがされていくのか。

とっても、興味津々です。







こんな風に、住み始めてから、

ちょっとした場所に、ちょっとした飾り付けを

することで、より表情のある住まいになっていきます。



より一層、お客様らしい家になっていくんです。



伺ったときに、そういった変化を拝見するのって、

私にとっては、すんごい楽しみにしています。



家はできたときが終わりでなくて、

スタートですからね。 (続きを読む)



昨日、とある家創りのため、
いくつかショールームへ行ってきました。

最初は、カーテンのセレクト。

以前家創りに関わらせていただいたお客様から、
パネルスクリーンを設置したいとのお話がありました。

インテリアでキーになる壁紙があるのですが、
そのサンプルを持参。

その壁紙が、上品な色合い。
いわゆるグレージュですね。


その壁紙と統一感はありつつも、
あまり主張せず、なじんだ感じにするため
いろんなサンプルを見ながら、
比較検討しながら、いくつかセレクトしました。

大きく違うのは、素材感。


カーテンといっても、テクスチャで
ずいぶんと違って見えますよ。


色合い、風合い、素材感を
しっかり見極めながら、セレクトしてきました。

次回、ご提示する予定です!






その後は、タイルです。

外壁に採用するための大判のタイル。

実物大を見ながら、比較検討していきます。


こちらも、ベースとなる方向性があるので、
それに沿いながらも、あまり主張しすぎず
それでいて、しっかり素材感のわかる感じにしたい。


あまり時間がなくて、しっかり見れませんでしたので、
明日以降で出直しますが、概ねの方向性はつかんできました。




ショールームへは、いろんな機会で
よく足を運びます。

やはり、カタログだけでは、わかりません。

しっかりと実物をみながら、
イメージを固めて、最適最善を意思決定したいですので。


とても大事にしているプロセスの一つです。 (続きを読む)



昨日は、終日、家創りjの打ち合わせでした。



毎日、いろんな家創りに関わらせていただいて、

楽しませていただいています。



ほんと。ありがたいですね。





その打ち合わせの中で、実は久しぶりにお会いした

お客様がいらっしゃいます。



お会いしてからは1年以上になるんでしょうか。



基本設計で概算まで提示させていただいたのですが、

その後、家族構成に変化が発生して、

それを、どうしていくのかということを

ご家族で検討していただいいておりました。



しっかりとご家族で検討していただいて、

方向性がはっきりされたということで、

昨日伺ってきました。



久しぶりに皆さまにお会いして、

何だかとってもうれしかったです。

古い友人に再会するような感じ。





家族構成に変化ということなので、

設計条件が変わってくるので、

間取りも当然ですが、変化します。



その辺を中心にお話伺ってきました。



次回、それを踏まえて、設計変更した内容を

ご提示する予定です。





お客様から、「間が空いてしまって、ごめんなさいね」

って言われたんですけど、そんなことないんです。



家創りは手段であって、目的ではありません。



家創りというプロセスを通して、

家族の未来を考えていただきたいんです。



ご家族の会話を増やしていただいて、

将来を共有していただきたいんです。



そんな想いで、毎日家創りに関わらせていただいます。 (続きを読む)



愛知県では、午前中にカフェに入って、

飲み物を頼むと、トーストやヨーグルト、ゆで卵のセットが

無料でついてきます。



ご存知の方も多いと思いますが、「モーニング」っていいます。



そんなに珍しいことではないんですが。。





昨日、とある家創りの打ち合わせのため、

朝早くに、お客様とカフェで待ち合わせ。



実は、意図して早めに集合なんです。



そう。

モーニングを一緒に食べましょう!ってことで。



意外にも、設計中に食事をご一緒する機会って

今まであまりありませんでした。

(竣工後にお邪魔してごちそうになることがありますが)



しかも。

こちらのお客様。



昨日が、提案書をプレゼンするという初期段階。

ただ。物件探しからご一緒しているので、

仲良くはさせていただいているのですけど。



ちょっとした食事なんですけど、

一緒に食事すると、なんだか雑談も弾んで

とてもいい関係になれるんだぁなと思いました。





もちろんですけど、食後のプレゼンもしっかり!



お客様が想像していた感じとは、いい意味で、

ずいぶんと違っていて、サプライズな感じだったそうです。



プレゼンの途中で、お客様のワクワクを感じるほど。



そのワクワクが、私にも伝染して、

とっても楽しい時間になりました。



いろいろと考えてきたことに喜んでいただいて、

ワクワクしてもらえる。

クリエーター冥利に尽きますね。





提案した内容は、一押しの案。

だけでなくて、いくつかのバリエーションも提示しました。



同じ要望でも、制約があっても、

家創りはいろんなカタチが実現できます。



いくつか比較する計画案があったほうが、

何が一番いいのかを考えやすくなりますよね。







家創りって、すごくたくさんある可能性の中から、

最も自分のライフスタイルにフィットしたカタチを

発見していくプロセスなんですよね。



その発見のお手伝いをしっかりさせていただいています。 (続きを読む)



昨日、とある家創りの打ち合わせへ行ってきました。



先日設計のご契約をしていただいて、

昨日が、第二回目の打ち合わせとなります。



写真は、その時にお持ちした資料の一部です。





そうそう。

家創りの打ち合わせって、

どんな感じだと思いますか???



パートナーによって、異なると思いますが。。





私は、基本設計というプロセスで、10回程度お会いして、

毎回資料を提示しながら、打ち合わせをしていきます。



毎回、テーマが決まっていて、それに関連する

カタログやサンプルなんかもお持ちして、

しっかり体感していただきながら、納得のカタチで

進めていきます。



家創りは、決めることが多いので、

一気にすべてを決めることって、むつかしいので、

決める内容をしっかり分けて、一つ一つに

集中して決めていただきたいんです。



毎回の打ち合わせをこなしていくと。。。



家創りについて、プロほどでないないにしても、

一般の方としては、相当な知識量になります。



これって、とっても大事です。



自分の家について、何も知らないというよりは、

「こんな理由で、他ではなくて、これにした!」

という意思決定をしっかりしていただきたいです。



自分で、しっかり納得してほしいんです。



なので。

ついつい回数が増えてしまったりすることはあります。

必要であれば、何度でも打ち合わせします。





実は。

家創りのパートナーによって、

進め方、回数は違うみたいです。



お会いしてから、数回の打ち合わせで、順次

図面が仕上がっていって、見積、工事へ進めていく。



契約した時のカタチのままで、仕様を決定していくと

着工となる。



いろいろです。





家創りって、何度もできることではないので、

他のパートナーがどんなスタイルで進めていくのかって

比較することできませんよね。







じっくりと打ち合わせしながら、納得して

進めていきたいのか。



ある程度はお任せで進めたいのか。



あまり時間をかけず、スピーディーに進めたいのか。





パートナーを決める際、

どんな風に、打ち合わせや全体の流れが進んでいくのかを

契約する前に、しっかり聞いて、最適なパートナーを

発見してくださいね。





せっかくの家創りなので、

楽しんでいただきたいですからね! (続きを読む)



昨日は、現場の日でした。

こちらの現場では、基礎を工事しているところです。

先日、配筋検査は完了しているので、
鉄筋に関しては問題ありません。

検査の後、基礎床面のコンクリートを打設。
今度は、基礎の立ち上がりとなります。

このプロセスでは、特に第三者の検査はないのですが、
結構大事なポイントがあります。

基礎と土台を緊結するアンカーボルト。
基礎と柱を固定するホールダウンアンカーボルト。

正確な位置に配置されているのか。
深さは問題ないのか。
アンカーボルト自体が問題ないか。
コンクリート打つ時に、ずれたりしないようしっかり固定されているか
等々。

この時期ではないとチェックできません。

私のチェック、施工者のチェック、職人のチェックで、
見落としを防ぎます。

このアンカー。
後で設置するのは、至難の業なので、
しっかりチェックしておきたいですね。

ちなみに。。

先日ご紹介した、プレカットの打ち合わせが
この段階で、しっかり完了していないと、
アンカーの位置も変わってくるところがあります。

基礎だけのことではなくて、
骨組みにも関係するんですよね。

これって、私からすると当たり前のことなんですけど、
過去にお付き合いした工務店の中には、この
関連性を確認しないところもあったりしました。

基礎は基礎屋さんに任せて。
骨組みはプレカット屋さん任せ。

その整合を確認するのって、大事だと思いませんか??



そもそもですが、
第三者的な視点から、チェックできる人がいないと、
こういった大事なポイントが抜けてる可能性もありますよ。


そういう側面での建築家の役割って、大事と思います。 (続きを読む)

ナイトウタカシ建築設計事務所

プロフィール

ナイトウタカシ建築設計事務所

「らしさ」を引きだして、カタチにします。

人の好みや生活スタイルは千差万別。 だから、私たちが創るものに「これ」という決まったテイストはありません。 理想のカタチは、建築家の考えだけで創り上げることはできないんです。 お客様との対話を...

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