築40年になる店舗+住宅のリノベーション、
S薬局の紹介をしていこうと思います...。


傷んでいる部分を補修・補強しながら、
新築と変わらないようなものへと、
再生させました...。





工事前と較べてみると、
別の建築のようですが、
よく見ると、実は、
2階部分には、あまり触れていません...。





https://www.facebook.com/media/set/?set=a.608237942568751.1073741846.206451399414076&type=3 (続きを読む)

屋上...酒楽和華清乃

2013年10月29日

細長い三角形の敷地を無駄なく使って、
出来るだけ広い屋内空間を、
つくろうとしているため、
庭やバルコニーのような屋外空間を、
つくるスペースはありません...。


その代わりとして、
屋上に、
出来るだけ広い屋外空間を確保しました...。


屋上への出入口と、
ハイサイド窓以外の場所はすべて、
ルーフテラスになっています...。





洗濯物を干すことから、
子供の水遊びまで、
屋外が必要になる場合にはすべて、
ここが使われます...。


周囲のほとんどの家々よりも、
高い位置に出るため、
見晴らしがよく、
周囲からの視線もあまり気にならないため、
このような周辺環境では、
無理して庭を確保するよりも、
この方が、
かえって使いやすい屋外空間である、
と言っていいのかもしれません...。


階段からの出入口とハイサイド窓が付いた、
塔屋部分は、
隣の線路から隔てて、
落ち着いた場所をつくる役目も果たしています...。


奥の階段室部分と、
手前のハイサイド窓部分が、
二つの棟に分かれています...。
これは、
この屋上から突き出した部分を、
「4階」とカウントされて、
法的な制限が、
必要以上に厳しくなることを避けるために、
あえて、
このように、二つの部分に分離しています...。


この屋上部分、
いたって単純に見えるのですが、
実は、
結構いろいろなことが複雑に絡み合って、
出来上がっています...。


https://www.facebook.com/media/set/?set=a.596048130454399.1073741845.206451399414076&type=3 (続きを読む)

階段と部屋は、
ガラスで仕切られています...。


階段の先の、最上部にも、
屋上へでるためのガラス戸が付いていて、
そこからの光が、
部屋の中まで降ってきます...。





https://www.facebook.com/media/set/?set=a.596048130454399.1073741845.206451399414076&type=3 (続きを読む)

細長い三角形の敷地に建っているため、
部屋の方も、細長い形状になっています...。


そのため、
部屋が、少々窮屈なものになりそうでした...。


そこで、
そうした窮屈な感じを、出来るだけ減らすために、
法律上、床面積に算入されない、
出窓を設けました...。


その長さ、およそ10メートル...。


長さの制限は、
法律には、ありませんでしたので...。


面積にすると、4畳半近く、
部屋を拡張することが出来ました...。







出窓は、ちょうど、
椅子と同じぐらいの高さになっています...。


テーブルさえ置けば、
椅子を置かなくても、
生活出来るように...。


家具を置くと、その分、
部屋が狭くなってしまいますので...。


ベッドの代わりにして、
その上で、寝そべるにも、
ちょうどよい幅、ちょうどよい高さです...。


実際に寝てみると、
窓から空が見えて、
空中に浮かんでいるみたい...。


https://www.facebook.com/media/set/?set=a.596048130454399.1073741845.206451399414076&type=3 (続きを読む)

低い位置の通常の窓と、
ハイサイド窓が、
距離をおいて、上下に同時に見えます...。


一続きの空間ですが、
それぞれの窓が、
別々の場所をつくっています...。





https://www.facebook.com/media/set/?set=a.596048130454399.1073741845.206451399414076&type=3 (続きを読む)

北側斜線制限によって、
室内側に倒れかかっている壁は、
そのまま、平らな天井の上まで伸びていきます...。


平らな天井と、
倒れかかる斜めの壁との隙間は、
ハイサイド窓になっています...。


このハイサイド窓を使って、
最上階にこもりやすい熱を逃がし、
部屋の奥まで、光を採り込みます...。





https://www.facebook.com/media/set/?set=a.596048130454399.1073741845.206451399414076&type=3 (続きを読む)

細長い三角形の敷地と、
厳しい法的な規制(北側斜線)を、
そのまま表して、
室内は、
あちらこちらが斜めになった、
不思議な空間になっています...。





https://www.facebook.com/media/set/?set=a.596048130454399.1073741845.206451399414076&type=3 (続きを読む)

4年ぐらい前に、
このブログで、こんな話を書いたことがありました…。


私は、
今から20年ぐらい前の、学生の頃に、
九州を旅行したことがありました…。


建築学生だったので、
あちらこちらの建築をブラブラと見学して歩いたのですが、
その際、長崎にも立ち寄り、
日本二十六聖人殉教記念館を見学しました…。





分厚いコンクリートの塊から、
ガウディのバルセロナの教会のような塔が二本、
あまりにも唐突に突き出していたり、
メキシコの建築みたいに、
壁面が、モザイクの壁画で覆われていたり、等々…。


その異形っぷりに、
強烈な印象を受けました…。


で、
それから10年以上がすぎて、
今から数年前のこと…。


たまたま仕事のついでに、
長崎を訪れることが出来たので、
あの時の感動を是非もう一度、と思い、
再度、
日本二十六聖人殉教記念館に行ってみました…。


建築そのものは、
勿論、変わることなく、
大変面白かったのですが、
その建築に至るまでの環境が、
頭の中に残っていた印象とは、
かなり異なっているような気がして、
少なからず、違和感を感じてしまいました…。


この建築は、丘の上に建っているのですが、
学生の頃に訪れた時には、
長崎駅の大通りの方から、
坂を登るようにして近付いていく途中で、
その特徴的な塔が、
丘の上に見えていたように記憶していました…。


ところが、
数年前に行った時には、
その大通り沿いに、大きなビルが建っていて、
駅の方の、坂の下から、
その姿を見ることができなくなっていました…。


あの不思議な塔が、
丘の上に見えてくる感じを、
強烈な印象として、
映像的に記憶していたので、
どうしても、
大きく違うものになってしまったように、
感じたようです…。


ただ、そうは言っても、
その原因となったビルは、
駅前の大通りに面していて、
大きなビルが並んでいる環境にある上、
日本二十六聖人殉教記念館とも、
かなり距離が離れていますので、
それを建てる際に、
丘の上に、
塔がチラッと見える景観にまで配慮を求めるというのは、
いくらなんでも、ちょっと酷だとは、思いました…。


ということなので、
仕方がないのかもしれない、とは思いましたが、
そんな仕方がないと思うようなことですら、
印象を大きく変えてしまうのですから、
人が持っている街の記憶というものは、
実に繊細なものだな、と感じた経験でした…。


といったような内容を、
4年ぐらい前に書いたことがありました…。


今頃、
なぜまた、そんな話を持ち出したかというと....


話は、以下に続きます...。
http://blogs.dion.ne.jp/k_nakama/archives/11343238.html (続きを読む)

天井...酒楽和華清乃

2013年10月21日

一続きの部屋は、
必要に応じて、
所々で、
引き戸によって仕切ることも出来ますが、
天井によっても、
それぞれの場所が、
なんとなく分かれるようになっています...。


天井は、すべて同じ色になっていて、
昼間は、
あまりわからないようになっていますが、
夜になると、
照明によって、
それぞれの場所の違いが、
浮かび上がります...。





https://www.facebook.com/media/set/?set=a.596048130454399.1073741845.206451399414076&type=3 (続きを読む)

遠近感...酒楽和華清乃

2013年10月19日

住宅部分は、ほとんどが、
敷地形状をそのまま反映したような、
三角形のワンルームとなっています...。


奥に長い三角形の、
不思議な遠近感による広がりが感じられるように、
わざとそのようにしているのですが、
同時に、
必要に応じて、
引き戸によって、いくつかの部分に、
仕切ることが出来るようにもしてあります...。





https://www.facebook.com/media/set/?set=a.596048130454399.1073741845.206451399414076&type=3 (続きを読む)

仲摩邦彦建築設計事務所

プロフィール

仲摩邦彦建築設計事務所

ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたい、と考えています。

建築は、建築主であるお客様や、様々な条件・環境等の、出会いや組み合わせにより生まれるものであり、それぞれが、その機会でこその個性的なものだと考えています。 「これしかない」と納得できるようなものを...

仲摩邦彦建築設計事務所の事例

  • YK-House

    YK-House

  • MS-House

    MS-House

  • OT-House

    OT-House

  • 酒楽和華 清乃

    酒楽和華 清乃

  • 惣菜かぼす

    惣菜かぼす