東急シアターオーブにル・コルビュジェの緞帳が再現

7月18日(水)にオープンする「東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ内)」に、旧東急文化会館(1956年開業)の映画館「渋谷パンテオン」に掛けられていた近代建築の巨匠ル・コルビジェの原画「闘牛14号」の緞帳が、当時と同じ西陣織の技法で1/5サイズで再現された。

ル・コルビュジェの緞帳(再現)

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大きさ:縦4.8m、横2m(大緞帳の1/5)
素材:経糸 綿、緯糸 レーヨン
製法:西陣綴織
製作:株式会社川島織物セルコン
設置場所:東急シアターオーブ13階 センターホワイエ

ル・コルビジェ、板倉準三という二人の巨匠と川島織物セルコンの伝統工芸師

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当時、「渋谷パンテオン」を飾った緞帳(どんちょう)は、東急電鉄初代会長である五島慶太に設計を任された建築家・坂倉準三氏が、師であるル・コルビュジェ氏にデザインを依頼したもので、同氏の原画をもとに、日本の伝統技法である西陣織で製作された。

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緞帳の製作を手がけたのは、当時も請け負っていた川島織物セルコン。
50年以上前のプロジェクトであったため詳細な資料が残っておらず、当時、担当していたOBからのヒヤリング情報と、現物の入念な調査から、緞帳のデータを収集。また、デザインにおいても、当時の緞帳の230分割画像を撮影、それらの写真を合成し、デザイン画を作成していった。

ル・コルビジェ、板倉準三という二人の巨匠と、川島織物セルコンの伝統工芸師によって、渋谷にまた1つ芸術が誕生した。

東急シアターオーブ

プロフィール

東恩納 尚縁

将来の夢は孫と一緒に暮らすこと。

孫ができた為、将来は娘夫婦と二世帯住宅の夢を持っています。
「住まい」について考えたコラムを寄稿しています。

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