節電と熱中症予防の夏。室内でもこまめな水分補給を。

家結び
消防庁の集計(速報値)によると、7月16~22日の1週間に熱中症で搬送された人は全国で5467人にのぼり、前週比で2倍以上の多さとなり今年最多人数を記録した。今年も昨年と同様に節電への意識が高まる中、熱中症への懸念がされているため、十分に注意していきたい。

熱中症とは?

熱中症とは、室温や気温が高い中での作業や運動により、体内の水分や塩分(ナトリウム)などのバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、体がだるい、ひどいときにはけいれんや意識の異常など、様々な症状をおこす病気。

熱中症患者の60%は室内で発生

意外にも、熱中症患者の60%は室内で発生しているというデータも残っている。家の中でじっとしていても室温や湿度が高いために、熱中症になりやすいようだ。
それでは、どうすれば予防できるのか。総務省消防庁の熱中症対策リーフレットの熱中症予防のポイントでは、

  • 部屋の温度をこまめにチェック ! (普段過ごす部屋には温度計を置くことをお奨めします)
  • 室温28℃を越えないように、エアコンや扇風機を上手に使いましょう !
  • のどが渇いたと感じたら必ず水分補給 !
  • のどが渇かなくてもこまめに水分補給 !
  • 外出の際は体をしめつけない涼しい服装で、日よけ対策も!
  • 無理をせず、適度に休憩を !
  • 日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりを !


  • 熱中症の4割が高齢者

    家結び

    消防庁の熱中症による救急搬送者の内訳(平成20年~平成22年合計)によると、年代別では高齢者が4割を占めており、また、乳幼児と少年を合わせて1割以上となっている。
    高齢者は、暑さや汗などの体温を下げるための反応が弱っているため、特に注意が必要だ。

    節電と熱中症予防

    熱中症は予防ができる病気です。第一に自身の健康を考え節電とうまく両立させて暑い夏を乗り切っていきたい。

プロフィール

東恩納 尚縁

将来の夢は孫と一緒に暮らすこと。

孫ができた為、将来は娘夫婦と二世帯住宅の夢を持っています。
「住まい」について考えたコラムを寄稿しています。

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