東京都が試みる屋根貸しビジネスのマッチング

東京都は、発電事業者が一定の面積を有する屋根を借りて太陽光発電を設置し、建物所有者が屋根の賃料を得る「屋根貸しビジネス」マッチングを図る取組を開始する。

屋根貸しビジネスのスキーム


家結び

これは、発電事業者にとっては、賃料を払いながらも売電収益が得られる一方、建物所有者にとっては、定期的に賃料が入るとともに費用負担無く太陽光発電が設置され、非常用電源としても活用可能な場合があるなど、双方にとってメリットがある。

20年間貸付可能、面積150平方メートル以上、日照条件が良好などの条件もあるが、今後は屋根や屋上にも価値がでてくるのではないだろうか。

これまで、発電事業者は太陽光(メガソーラー)をめぐり遊休地などの広大な土地の争奪戦が繰り広げられてきた。
しかし、日本という国は島国で世界的に見てもエネルギー消費大国。
とてもじゃないが、遊休地だけで原発に頼っていた電力を補えるとは考えづらかった。

太陽光以外にも、風力発電などの再生可能エネルギーの導入という考え方もあるが、今回の東京都が試みる「屋根貸しビジネス」というものにどれだけの反応があるかに注目したい。

発電事業者の応募方法

プロフィール

東恩納 尚縁

将来の夢は孫と一緒に暮らすこと。

孫ができた為、将来は娘夫婦と二世帯住宅の夢を持っています。
「住まい」について考えたコラムを寄稿しています。

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