交わるもの

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3人のインテリアコーディネーター展、阿佐ヶ谷の現場。
既存を利用するドア、塗装が入っていました。
指示した色。
私が担当するCプランのお部屋はカフェオレカラーです。
天井にも指示したグレーが塗られていました。
光の当たり具合で・・・水色にも見える。
想定していたより彩度が、高い。
塗り直しをしてもらおうかどうか現場でしばらく悩みました・・・。
悩んだ末、これでOKにしました。
家具の納品とディスプレイが入れば素敵になるだろう、という判断です。


奈津子さんが担当するAの部屋のドアは、かわいらしく白い色。
詩万さんが担当するBの部屋のドアは、楽しいブルーの色。

各部屋、どんどん進みます★

最近、阿佐ヶ谷のことで思いだしたのは
村上春樹の「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」という小説のことだ。

「世界の終り」と「ハードボイルドワンダーランド」っていう
2つの異なる物語が同時進行する話なんだけれど、
いつのまにか、実はその2つの物語は交差(あるいは表と裏。あるいは同一)しているということに気づく。

っていうね、この小説とはちょっと違うんだけれどね。
こんなことを思う。


阿佐ヶ谷の物件は、たぶん何か月も(あるいは何年も?)前から
リノベーションして賃貸に出すということが決まって進めていた話だ。
私たち3人とはまったく無関係の事柄として。

一方、私たち3人も、どこかで何かの企画展がやりたくて
あちこち物件を探しまわっていた。
阿佐ヶ谷とは無関係の場所で。

何かのタイミングで、それぞれの軌道が変わってある時点でその2つが交わる瞬間が来る。日本ハウズイングさんと、私たち3人のインテリアコーディネーター。
今まで無関係だった2つの事柄が、ある時期をもって「共通の」歴史に変わっていく。

不思議な感覚にとらわれる。

漠然とそんなことを考えている。
まとまってなくてすいません、っていうね(笑)




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the wish list2015
9 本にお金をかける。ケチらない。

図書館という場所が苦手で。
どうにも好きになれない。
昔も今も。

あの、沈殿した空気感が耐えられないのだ。

それにひきかえ、本屋(古本屋も含む)の居心地の良いこと。
あそこなら一日中いられる。

読みたいものがあれば、だから私の場合は、借りずに、買う。
本屋に行って買い物をするときはだいたい平均2万円ぐらい購入する。
amazonも同じだ。本を購入するときの私の相場っていうのが
一度に2万円、だ(なんでだろう?根拠はない)
さすがに本屋に毎日は行かないようにしている(笑)

本ぐらい、躊躇せず買いたいのだ。
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プロフィール

三宅 利佳(ジェイブルー)

インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー

●インテリアコーディネーター  980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級

美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。

どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから

そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。

美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。

部屋は人の心を表すと思いませんか。

インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。

「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。

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