「計画変更」というもの（ｂｙ堀）

こんにちは、堀です。
今週末に開催となる、恒例のBBQ大会に向け、ただ今準備中です。材料は前日に調達として、道具やビンゴの景品などがそろっているかを確認しているところです。当日の天気が良いことを祈ります。


さて、先日また建築確認申請を出してきました。と言っても、以前　確認済証をもらった物件で、「計画変更」の申請です。下請けで図面を描いた建物ですが、先方様のご都合により、一部変更となりました。


一度　建築確認申請の許可が下りた物件で、計画の変更があった場合、その変更が軽微な場合を除いて、「計画変更確認申請」が必要になります。


　一般に、確認申請時に比べて「建物の高さが高くなった」「面積が増えた」等、各種の規制に対して「不利になった、余裕がなくなった」と考えられる場合に、「計画変更申請」となります。

　確認申請には手数料がかかります。審査機関によって違いはありますが、通常の確認申請は「建築物の延べ床面積」に応じて金額が変わります。
一方　計画変更の場合は、変更事項によって、上記の延べ床面積に代わる「手数料の根拠とする面積」が変わります。道路や敷地のことで変更が生じた場合は「建築面積」、そのほか建物のことに関しては「変更部分の床面積」・・・であることが多いです。
幸いと言いますか、今回の変更箇所は小さなもので、金額ももっとも小さなものとなりました（それでも17000円！）。


審査にかかる時間も、変更箇所によってさまざま。構造や消防、天空率等の審査も必要であれば、確認申請時と同じ審査員の方がみてくれるとしてもそれなりの時間がかかってしまいます。
このように再度手間がかかってしまうので、よほどの理由がない限りは、プランをしっかり詰めたうえで申請も工事も進めたいものです。
確認申請だけでなく、その前の開発行為における申請や、中高層建築等の事前協議でも「変更申請」「変更の届出」は存在します。やはり手間暇を考えると、なるべく回避したいところ。


設計する側として、のちのち齟齬がでないよう意匠・構造・設備をしっかり整合させることが必要なのですが、工期などの状況によっては申請を急ぐこともあるわけで・・・。
時間と作業との戦い、になってしまうことも、たまにあります。