DECO ON(デコオン)
インテリア業界において、1つの大きなトピックとなる出来事がありました。
第1回 JAPAN DECO ON IN TOKYO(代官山ヒルサイドテラスにて)
いわゆる展示とセミナーを連動企画した、業界関係者向けの展示会なのですが、
海外のハイエンドなファブリックや壁紙のブランドと、
それを取り扱う日本のディストリビューターが足並みそろえて
合同で仲良く同一地点で開催したというところに非常に大きな意味がありました。
情報に飢えているのだといいながら北海道や東北、関西や四国などなど、
全国から感度の高いインテリア業界の人がワーっと集まりまして
それはそれは盛大なイベントでございました。
メゾン・エ・オブジェやデコオフなど海外に行かないとキャッチできなかったのに
ここ日本で複数のブランドの最新のトレンドや新作が一度に見れるなんて
すばらしい機会に違いないのです。
何十年も続いているその他の展示会と違い、
新しい、第1回の、フレッシュな展示会。
これからインテリアの歴史が一つ動くよ!っていう、
そんな、扉があいた瞬間のイベントだったのです。
テシードの江面社長と、マナ・トレーディングの齋藤洋平さんが並んでいるとか!
ヨーロッパ未発表日本先行発表のブランドから各社担当者もわざわざ海の向こうから来ていたり!
チェルシーの手井さん、BPの林田のお姉さま、プリムエトフの石田さん。
涼さんはこの日はピンクのジャケット。トークショーの一コマ。
初日最初のセミナーは、新ブランドKONINCKからニックのプレゼンテーション。
(あぁ、あたし、本当に英語わかんないなぁ~(涙))
この展示会のきっかけというのは、
「室内装飾・インテリア販売に関わる仲間の集まり」というSNSのグループが発端になっています。
有志がワーっと盛り上がり、企業を巻き込んでこうして一つの結果として
物事が動きました。
その情報をキャッチした
私たちのようなインテリアコーディネーターや販売店の人が
イベントに足を運び、
トレンドや商材情報を仕入れていくわけです。
じゃぁ参加した側の私が出来ることは?
インテリアを盛り上げよう。
こんなすばらしいものが世界にはたくさんあるよ。
もちろん外国のものだけがいいわけではなくて国内のすばらしいものもあるよ。
それを広めるためには、まずは自分たちが楽しんで、いいものをたくさん知らないとね!
・・・って実現した展示会に行って、見て、
「わぁ★素敵な生地がたくさんあったわー。高くて手が出ないわー。
でもまぁ目の保養になったわー。
モチベーションあがったわー。
楽しかったわー。わーわーわー」
だけで終わってたらもったいない。
それじゃ単なる思い出づくり。
行きました~、っていうSNSのネタになるだけ。
たぶん、そもそも、
このような展示会があったことすら一般のユーザーさんは知らない。
今回の展示会に限らず、何かを見るたびにいつもそう思う。
いつもいつもそう思う。
インプットしたらアウトプットしなきゃ意味がないのだ、と。
動こう。
とりあえず私がすぐにできることはといえば
自分のブログで発信してSNSの世界から外の世界にこのことを持ち出すことだ。
と同時に、ネットの世界からリアルの世界にさらに持ち出して
具体的にコーディネートのご提案の中に盛り込んでいく、とか
何かアクションを起こさないといけないと思っている。
わくわくする素敵なものはたくさんある。
それ自体は高くて手が出なくても、その世界観、スタイル・・・
取り入れられるものはたくさんあるはずだから。
せっかくみんなが振り上げたこぶしは、
降ろすことなく、つないでいかなきゃ、って思う。
いや、そんなことよりもだ。
パーティ会場にて林田のお姉さまに撮ってもらった1枚ですが
自分がムッチムチで嫌になる(笑)
しかも化粧とれてるし、しかも缶ビール抱えてるし、も~。
「おまえ最近太ったな!」とみんなに言われるのも納得なのです。
この写真をみた14歳の息子はこう言いました。
「なに?これ?ママ・・・レオナルドダヴィンチかっつーの」
「つ、つまり・・・?」
「微笑んでるあの人みたいじゃん、腕のムチムチなラインと顔のむくみ具合」
あーん。やだやだー。
もうこっちのほうが大問題(笑)
三宅 利佳(ジェイブルー)
インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー
●インテリアコーディネーター 980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級
美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。
どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから
そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。
美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。
部屋は人の心を表すと思いませんか。
インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。
「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。
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