シェアライン加工

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この画像は、千葉県のカーテン屋さん、窓装飾専門店「彩雅」さんのブログから拝借しました。
このお店のオーナー中嶋さんがある日のフェイスブックで
「レースの裾を普通の白じゃなくて、ドレープカーテンに連動させて黒にしました、これは凄くいいです!」
というようなことをつぶいたのです。

すると、大阪のカーテン屋さん、カーテン夢工房の小嶋さんが
「おぉこれはいいアイデアですね、ぜひマネさせてください」というようなコメントをいれました。

すると、中嶋さん
「いやいやこれは自分のオリジナルの発想ではなく、実はりかさんからパクったんです」
と、私の名前を白状したのです。

その私のブログというのがこれなんですけどね

で。

私がしらばっくれていると(笑)

事情を知っていた京都のカーテン屋さん、シービーソウムの吉川さんが
「りかさんは実は俺の施工例からパクったのですよ。で、俺は実はプラスプランのサイトーさんからパクったのでした」
というネタバラシがありましてね。

みんなどんだけ人のアイデアをパクってんだって、
コメント欄がめちゃめちゃ盛り上がりました。

プラスプランのサイトーさんが発想元かと思いこんでいると
「僕は木村幸子さんの事例からパクりました」というまさかの告白。

盛岡のコーディネーター、綱木里香さんもずいぶん前からこのアイデアは取り入れていたようでして
やはり同じように「私も木村幸子さんのカーテンを見てパクりました」というのです。

さすが別格、カーテンの神様。私もひそかに大尊敬。
オリジナルはなるほどダルクデコの木村幸子さんかーと納得していると、
名古屋のカーテン屋さん、メイクスの石黒さんが
「うちでは20年以上前からやってますよ」と名乗り出ました。

なんやなんや、ついにオリジナル出現、石黒さんが発祥だったんかー!ってね。

しかも、25色の糸サンプル取り揃えておりますよとコメントが入ると
25色に反応した岐阜のカーテン縫製屋さん、アートケイのゴトーさんてば
「はい、411色からドーゾー」と糸の画像アップ。

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うはっ。
そんなには揃えてなくていいです(笑)



・・・ていう、大いにフェイスブックが盛り上がったのでした。
(ほんと、インテリア業界の人ってこんな話が大好きなんですwww)

じゃぁ、この「レースの裾に色をいれる」という縫製指示は
なんていえばいいのだろうかね?となる。・・・なるわけです。

大阪の小嶋さんは、以前からこの「名称を統一する」ということにこだわりを持っていらっしゃる。
カーテンでもブラインドでも、各メーカーがバラバラに独自の呼び方をするから
いつまでたっても業界が混乱し、一般消費者にも伝わりにくい、そんな事例がこの業界には山ほどあるのですが、
メーカー同士の垣根を越えて「ちゃんとみんなで呼び方を統一しようじゃないか!!」と啓蒙し続けていらっしゃる。

その一環として(という大げさなものでもないのでしょうがwww)
まぁ、インテリアブログを書いている人たちの間ではせめて統一名称を心がけ
一般消費者へのわかりやすさを追求していきましょう、ということで。


この「レースの裾に色をいれる」のは
結局、取り入れやいし、インパクトもあるし、いいアイデアだし、
そうやってみんながみんなの施工例をこうやってパク・・・あ、いや、シェアして広がっていったわけだから




シェアライン加工


で、どーすかね、ってなんとなくつぶやいたら採用されました(笑)

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ジェイブルーのお客様、レースの裾に色をいれてほしいなぁと思われましたら
「シェアライン加工にしてください」っておっしゃってください★

街のインテリアショップ、カーテン売り場にいったら
「シェアライン加工できますか?」とツウぶってください。
たぶん「はぁ?」って言われると思いますが(笑)
5年後にはきっと「シェアライン加工」という名称が定着していると思います!

プロフィール

三宅 利佳(ジェイブルー)

インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー

●インテリアコーディネーター  980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級

美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。

どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから

そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。

美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。

部屋は人の心を表すと思いませんか。

インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。

「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。

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