今こそ家族で本気の防災

9月1日は“防災の日”でした。毎年この日が近づくと防災グッズの見直しをしなくてはと思うのですが“のど元過ぎれば何とやら”でとりあえず用意してあるから大丈夫だろうといい加減に終わってしまいます。先日、5年保存可能な水の賞味期限がとっくに切れているのに気が付きました。
みなさんのご家庭ではいかがですか？
今日はもしもの時に家族を守る3つの質問を用意しました。
～産経リビング新聞社リビングくらしナビより～


質問1　母がタンスの下敷きに。火の手が迫る中「あなただけでも逃げて」と母は言う　あなたはどうする？

Ａ　その場に残り、助けようとする　　Ｂ　母の思いを受け止め、逃げる

答え　「残る」「逃げる」。どちらを選んだ人も、家族思いの優しい人です。私も正解は分かりません。大切なのはこのような事態が起きないようにすること。タンスが倒れない工夫は事前にできるのです。人は得てして備えないものです。けれど大切な人を守ることを本気で考えるなら―。あなたの家は、家具の固定をしていますか


質問2　もうすぐ津波がくる　子どもがどこにいるか分からない！あなたはどうする？

Ａ　探しにいく　　Ｂ　避難する

答え　迷わず「避難する」ことができる親子であってほしい。
災害の現場では、家族を探しにいって命を落としてしまうケースが多くあります。
釜石の子どもたちは「僕が逃げれば、お母さんも逃げてくれると思った」と、母親は「ウチの子はちゃんと逃げられる子だから、私も探しに行かずに避難しました」と話しました。一人ひとりが自分の命に責任を持ち、お互いに信頼し合っていなければできないことです。その信頼は、日ごろの訓練や、その姿を家族が見ているところから始まります。

質問3　突然の豪雨。裏山が崩れるかも　避難勧告は出ていないが…　あなたはどうする？

Ａ　自宅で待機　　Ｂ　避難する

答え　「自宅で待機」…突発的な豪雨だと避難勧告が間に合わないことも。指示がないから安全というわけではありません。「避難する」…状況によっては、豪雨のなかを避難する方が危険です。命を守るには、自ら考え行動する主体性が大事。その判断や行動を支えるのが日ごろの訓練です。

家族の命を守るための防災の心得

敵は天災ではなく備えない自分
<人は生来“わが身に起こる不幸”は考えず、備えないもの。それを分かった上で自分を律し備
えることが、命を守ることに>

自分の命は自分で守れ。役所頼みにするな
<役所が助けてくれる”という発想では、大きな自然災害には対応しきれません。自分の命はまず自分で守る主体性を>

やったことがあることが出来ること
防災訓練で学んだことは、いざという時の助けに。家族で訓練に取り組んで生き抜く力を育み、信頼しあえる家族であってください。

ご家族で出かけてみてはいかがでしょう！
模擬災害を体験しながら学び、もしもの時の行動力を身につける防災体験施設
東京消防庁 本所防災館
煙、消火、応急処置、都市型水害体験のほか、国内でも数少ない暴風雨体験や、巨大地震の揺れを忠実に再現した地震体験も。防災体験ツアーは要予約。墨田区横川4-6-6、9:00 ～ 17:00、水曜・第3木曜（祝日の場合は翌日）は休館、TEL：03-3621-0119