シームレス加工
昨日は、2回目のSさんの取付工事でした。
人工大理石と言うのは、継ぎ目を消して一体に見せることができることも大きな特徴。
今回のSさんのキッチンの形はまさにその加工が必要な独創的なデザインなので、自分たちだけでの施工は難しい。ということで、松井さん登場。
「はじめまして。」
「昔はねコーリアンの工場に勤めていたのだけれど、今はこうして現場を回っているのさ。どんな施工もやっちゃうよ。」と鼻歌まじりに作業を進めてくださいます。
その間も、「おっ、重いでしょ。手伝うよ!」と私たちをサポートしてくださったりと、こう、ドシンと構えている姿を見て私も見習わなくてはいけないなあ、と勉強になったのでした。
その作業は、溶けた樹脂と硬化剤をよく混ぜて隙間に充填して、固まったら余分な樹脂を削り落として研磨して仕上げていくのですが、今回のカウンターはすべて磨き仕上げになっているので、少し粗目のヤスリから徐々に番手を上げて、最後はコンパウンドをつけてポリッシュ。
消えた継ぎ目を見て、すごいねえ、と私たち。ありがとうございました。
残すは、ピカピカの扉たちの取付と真っ黒でピカピカしたテレビボードカウンターの納品だけ。もうすぐ終わりです。
今井 大輔(フリーハンドイマイ) さんの記事
-
OZONE CRAFT WEEK 2018 青空個展アートクラフトへの参加、無事に終わりました。
今回は初めての場所での開催ということで選んだのですが、自分達の憧れの場所で行なわれるマーケットなら、きっと沢山の人に観てもらえて、私たちをより知ってもらえるどろうと思ってい...
-
チェリー柾目の魅力
先日取り付けた三鷹のOさんの食器棚。久しぶりにアメリカンチェリーの柾目の突板を使いました。 チェリーという木目の印象や色を好まれるかたには、なるべく一度お伝えしているのが「...
-
ちがう形
いまさらながら、全部ちがう形だよねって。 同じ形なら作ることは簡単になってくるのかもしれないけれど、少しずつみんな違うことが当たり前なのでやっぱりそれを形にするのは大変...
関連する記事
-
ブラックウォールナットと、鏡面ホワイトのオーダーキッチンたち
1階のお父さんお母さんが過ごすキッチンは白い鏡面仕上げのキッチン。 「あたしはね、どんな形のキッチンでも大丈夫よ。だから、お任せするわ。」と言っていたお母さんの...
-
2017年の総まとめです
2017年は ■meet up ■学び という2つの抱負を掲げて、 それを意識して過ごしてきました。 meet ではなく meet up にしたのには意味があります。 近づこうとする意志...
-
明日からクレミル
「クレミル」に向けて作家さんの紹介が続きましたが、私達の紹介をしなくてはいけませんね。 オーダー家具とオーダーキッチン、木製雑貨を製作している工房です。 創業者のイマイセイ...
-
「月夜の雑木林」埼玉県さいたま市S様
マンションリビングのコーディネートをさせていただきました。 夜の闇に浮かぶ月・・・ ざわざわとさんざめく雑木林の葉っぱがこすれあう音・・・ そんなイメージから ネイビー...
-
インテリアプランニングのチラ見せ、その5
こちらは民泊のお部屋の最初のプランニング。 これから多少の修正が加わります。 さて、完成をお楽しみに! こちらはM様のお部屋のプランです。 こちらも、さて、どんな仕...