デザイナーショーハウスストーリーact5 進みだしたプラン
5番目の記事です。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
※「デザイナーショーハウスストーリー」は順を追ってご覧くださいませ
act1 エピローグ(jay blue 2015.10.9up)
act2 プロローグ(CBSOWM 2015.10.9up)
act3 コンセプトとラフ案(jay blue 2015.10.11up)
act4 壁紙を選ぶ(CBSOWM 2015.10.11up)
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
こんなのどう?と壁紙のプランを見せられたとき、
正直・・・真っ先に思ったのはこうだ。
「ぬぉ〰!青とセピアでいきませんかって言ってんのに、
なんでオレンジ色の壁紙とか選んでくるんだ!
いきなりカラー計画、無、視、か、よっ」
(汗)
ちょうどそのころのCBSOWMさんは多忙のピーク、
連日のお疲れの中で合間をみつけながら
このショーハウスのやりとりをしてくれていましたので
「青とセピアでいこう!」と提案した資料を
ちゃんとまだ目を通していなかっただけなのですが
まぁそれは後になってからわかった話で(笑)
青を使うという提案に実は納得がいってないのかなぁ・・・
かといって嫌だとも言ってなかったしなぁ・・・
(そりゃそうだ、資料見てないだもん)・・・
コラボなんて気楽に考えていたけれど・・・
お互いのイメージをぶつけ合うのか・・・
それとも分野を決めて役割分担をしていくのか・・・
どうしよ、この先、ちゃんと意思疎通しながら進めていけるのかしら!
そんなモヤモヤっとした不安。
でもそんな感覚はほんの一瞬。
提案されたいくつかの画像をみて、すぐにティボーの壁紙に心ひかれました。
というか「これがいい!これしかない!」と思えました。
輸入壁紙をあてこんでくるだろうとは思ってましたし
だけど、カタログ開いてすぐのページに載ってるような
ある意味メジャーな(?)ものを持ってくるんじゃねーぞー、っていう
ひそかな期待もありまして
(いや別に吉川さんを試しているとか、そんなんじゃないですよ!)
アメリカのブランドTHIBAUT(ティボー)からのセレクトとは
なかなか素敵なものを選んでくれた!と、とても嬉しかったのを思いだした。
はい、思い出しました、いま。
(すぐ忘れる、私はなんでも)
インパクトがあるけれど上品。
エレガントだけど女性っぽくない(それがいい)
楽し気に額縁が密集している柄は
いろんなものをコレクションしたいという心象を表すメタファー(暗喩表現)としてまさにドンピシャでコンセプトに沿っている。
そして何より・・・ブルーだ。
「高い見本帳買ったんだから早速使いたいなー」なんていう
吉川さんの下心があったことなどつゆ知らず(笑)
この壁紙を決めたことにより私たちの中でブースの全体像が確定しました。
パンフレットの印刷時期が迫り
主催のIFDA日本支部から
コンセプトとパースの資料提出を求められたのが9月。
パースを書いたのは私。
文章をまとめてくれたのは吉川さん。
コンセプトとパース
↓↓↓
「思い出コレクター」
旅先で、日常の中で、心が動いて求めたモノ。
大切な人に、偶然の出会いに、贈られたもの。
誰かにとってではなく、
自分にとってかけがえのない時間と記憶のコレクション。
好きと嫌いの組み合わせ、大切と無駄の積み重ね。
そんな「混在の美学」を詰め込んだ私だけの部屋。
マニッシュ&モードなインテリアを
セピアな時間と蒼色に包みこんだ
とあるコレクターのお部屋をお楽しみください。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
青だ、青だ、青でいこうと話していたこと、
コンパクトにまとめられた文章の中で、
それは「蒼色」という2文字に変換されていました。
ニュアンスをつかむ。
「蒼色」という文字をみた瞬間、
その漢字を選んできた吉川さんの感覚にふれて
きっとこのコラボはうまくいくんじゃないかなーって
漠然とそんな気持ちになったのを覚えています。
(なんかちょっといい話?www)
というわけで。
っていうか。
ねぇこれ、デザイナーショーハウスストーリーの進み、遅くない?!
遅いですよね。
次のディスプレイの説明をするつもりだったのに
私まで壁紙の話しちゃった、で、終わっちゃった。
進まねぇ!(笑)
てへぺろ。
はい、次!
三宅 利佳(ジェイブルー)
インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー
●インテリアコーディネーター 980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級
美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。
どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから
そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。
美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。
部屋は人の心を表すと思いませんか。
インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。
「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。
三宅 利佳(ジェイブルー) さんの記事
-
私が影響を受けた本「インテリアファブリックの世界」
インテリアショップやインテリア関連のメーカーが出している「本」が ちまたにはいくつもある。 例えば。 イタリアンモダンの高級家具店でおなじみの カッシーナ。 カッシー...
-
7年前のお客様ふたたび
7年前のお客様から再びのご依頼をいただき、伺ってきました。 7年ぶりにお会いするお客様は何も変わらず (太りもせず、老けもせず、ってすごいですよね♪) お部屋も当時とほとん...
-
赤ちゃんマンとシェード
写真の奥にみえるのは 以前に納めさせていただいたカーテン。 上部が紺色の無地、 下部がジオメトリックな柄に紺とオレンジが入っているファブリックを使いました。 とい...
関連する記事
-
ショーハウスのカーテン
ファイルを選択追加 昨年の神戸で行われたデザイナーショーハウスのために用意したカーテン。 いま、それはうちの事務所にぶらさがっています。 (ずっとダンボールにしまいっぱな...
-
デザイナーショーハウス「あるコレクターのお部屋」展
2015.9.18~2015.10.4までの期間、 神戸元町通りにあります「リサブレア」を会場とした あるインテリアのチャリティーイベントがありました。 それが「デザイナーショーハウス」で...
-
デザイナーショーハウスストーリー act17 最終回
デザイナーショーハウスを初めて知った時には衝撃が走った、のだそうだ。 いてもたってもいられなくなり ぜひアメリカに渡って現地をこの目で確かめたい! 「どういう交通手段ならそこに...
-
デザイナーショーハウスストーリー act15 チケットの照明
デザイナーショーハウスストーリー。 CB SOWMさんのブログ記事がアップされましたので まずはそちらをご覧ください。 ↓ act14 カーテン後編(CBSOWM 2015.12.2UP) 長いことお...
-
少々おまちください
え?ショーハウスストーリーが途絶えてるって? もう少しで最終回にたどり着けそう。 で、 ・・・たどり着けない(笑) おーい。 吉川さん。 生きてますかー。 ちょっくら...