TOTOのハーフバス08はディテールにこだわったアイテム

TOTOの浴室ハーフユニット「ハーフバス08」の“タイプ0”と“タイプ8”が、『2012年度グッドデザイン賞』(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞した。
さらに、受賞対象の中でも特に「明日を切り開く力をもったデザイン、未来を示唆するデザイン」100点に、「ハーフバス08」の“タイプ8”が選ばれた。11月23日~25日に東京ビッグサイトで開催される「グッドデザインエキシビジョン」開催期間中に各賞が言い渡される。

ハーフバス08 タイプ8

家結び
ユニットバスが持つ高い防水機能・清掃性を備えつつ、壁材の選択や間口部の設計が自由にできるハーフバス。曲線基調で無限の可能性をテーマとした“8(ハチ)”タイプは、高齢者にも配慮したセンターポールやベンチカウンターを充実させた。

近年の入浴スタイルの多様化に応えられる新製品を開発するため、社内の部門横断型メンバーと社外の建築家・安田幸一氏による特別チームを結成。利用者の視点も取り込みながら多角的に検討し、「未来の定番」となりうる製品をめざした。

ホース収納やグリップ感を追及し、節水機能を備えたエアインCOシャワーや天井パネルに取り付けられたオーバーヘッドシャワーなど、ディテールにこだわったアイテムもラインナップ。

審査員の評価:ハーフバス08 タイプ8
ハーフバスは、システムバスに比べ、間口部や壁材を自由にアレンジできる点で、住宅設計者から評価を得ている。本製品は、従来の極シンプルな路線から脱し、さまざまな部分でチャレンジをしている。センターポール+シャワーヘッドは使いやすい自然な位置にあり、ベンチとのコンビネーションがとても良い。天井もディテールの美しさにこだわっている。社内の多様な部門に加え、外部建築家とのコラボレーションで、新しい提案を一つ一つ丁寧に実現している姿勢を評価した。

TOTO

プロフィール

東恩納 尚縁

将来の夢は孫と一緒に暮らすこと。

孫ができた為、将来は娘夫婦と二世帯住宅の夢を持っています。
「住まい」について考えたコラムを寄稿しています。

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