トレンドセミナー

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ファッションやメイクに流行があるように
インテリアにも流行、トレンドがあります。
それはどこからやってくるのだろうかというと
ヨーロッパからやってきます。

展示会を直接自分の目で見て、肌で感じるのがもちろん必要なのだろうけれど
なにがなんでも自分の目だけを信じるのかというそうではないと思うのだ。

私は「人」に実は興味がなくて(言っちゃったw)
道を歩いていてもほとんど人を見ていない。

例えば一緒に誰かと歩いていて
「あ!今すれ違ったのタレントの○○だよね」とか言われても
「え?全然みてなかった」と気が付かないことがほぼ100%なのだ。

その場にいても興味のないことには気が付かない。
知識のない頭では見ていても見えていないものがある。

実力と人気が伴う実力派のヒデキさんと越川さんは
ヨーロッパの展示会をかれこれ10年以上?渡り歩き
トレンドをキャッチし、のみこんで、練り直して、
それを自分の言葉で伝えていくことが出来る人たちだ。

私では見えないものが
ヒデキさんと越川さんには見えて、キャッチできるものというのは
たくさんあるのだろうと思う。

(ていうか、私、ヨーロッパ行ってないし)

そんな人気者お二人のトレンドセミナーがあると聞けば
聞きに行かないわけがない。
(しかも第2部は、森さんのホテルインテリアのお話もあった♪)

というわけで
「最旬!ヨーロッパ インテリアトレンドセミナー2016
~トレンド活用の達人たちの視点~」

でお聞きした、今のインテリアトレンドの話。

・・・をしようと思ったけれど
画像がないので言葉で伝えても伝わらないだろうと気づき
あんまりクドクドは書かないことにします。

とにかく、キーワードは4つあった。
Protect(守る)
Energise(元気づける)
Nourish(育てる)
Enrich(豊かにする)

・・・・って、ね、言葉だけ聞いてもわからんでしょ(笑)

簡単にかわりやすいトレンドをいくつかお伝えしましょう。

まずは植物。
例えば、花束をもらってカスミソウなんかがちらされていると
なんとなく昭和的な雰囲気といいますか
今風じゃないなーって感じることがありますよね。
インテリアにおける植物って時代とともに移り変わっていて
北欧インテリアなんてのが流行っていたちょい前で人気だった
ウンベラータとかはちょっともう古い。
ちまたでは多肉植物、エアープランツ系がわーっと目につくようになっているけど
最先端を行くなら今はシダ系、シダっぽい細長い葉っぱがきてる感じ。

それと連動してか、
インテリアのトレンド柄のひとつに「トロピカル」というものがある。
トロピカルっていっても、ハワイとかの海系じゃなくて
中南米などジャングル系のトロピカル。
これはきそうだなー。

そしてセンターテーブルは「丸」だ。
ソファの横とかにちょこんと置いてある小さ目のテーブル、
今まではスクエアな形が主流だったように思うけれど
今っぽいインテリアにしたければ
テーブルは丸だ。

それから、コンクリートという素材を使った家具、あるいは
コンクリートっぽい雰囲気にしたもの、など。

ラグは、以前はキリムやヴィンテージ加工、オールドクラッシュしたようなものを
多くみかけたけれど、今は圧倒的モノトーン。モノトーンの幾何学模様。

なんてね。
いろいろなヒントをたっっっくさん教えてもらいました。

いろいろなところで、いろいろな人が
このようにヨーロッパの展示会を視察してきた「トレンドセミナー」を行っているのですが
10人いれば10通りのトレンドセミナーがあると思う。

誰の話を聞くのか、というのはけっこう重要な選択肢のように思っている。
私は、ヒデキさん と越川さん のを聞きました。はい。

プロフィール

三宅 利佳(ジェイブルー)

インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー

●インテリアコーディネーター  980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級

美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。

どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから

そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。

美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。

部屋は人の心を表すと思いませんか。

インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。

「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。

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