モダンドレッシー
先日ブログでつぶやいていた手縫いのカーテンが出来上がりまして
無事に納品となりました。
縫製指示書はこんなんでした。
モダンでドレッシーな、女性のドレスをイメージしたカーテンです。
個人邸、と呼ぶには躊躇しちゃいそうないささか豪邸ではありますが
とにかく、玄関でして。
ドアの脇の透明ガラスがどーも落ち着かないので何か目隠しが欲しい、とのことだったのです。
設計さんは
「壁に下地も入ってませんしカーテンをつけるのは無理ですよ」
「ガラスにフィルムを貼ればいいのでは」というご提案だったのですが
カーテンぶらさげましょうというこちらのプランを選んでいただきまして
ドレッシーな玄関となりました。
こだわったのは、スワッグの形をしたタッセルの部分。
いかに「カチッ」としたスタイルではなく
くずれたラフなニュアンスを出せるか。
現場でセッティングの融通がきくように縫製してもらいました。
安全ピンで固定をしているのですが
透明なバーがついてまして
形がキープできるような工夫がされています。
開閉させない飾りカーテンなので
カーテンレール小っちゃくつけてます。
手縫いのレースカーテンは、吊元がギャザー。
厚手のドレープカーテンは、吊元フラットで、クシュっと縮めてます。
裾はあえてひきずって長め。(裾をブレイクさせる、といいます)
裏からも見えてしまう、という課題もクリア。
玄関の外側からガラス越しに見ても縫い目が汚くありません。
たまにはこんなドレッシーも提案します。
私の中の、モダンエレガントなイメージはこんなかんじ。
三宅 利佳(ジェイブルー)
インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー
●インテリアコーディネーター 980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級
美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。
どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから
そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。
美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。
部屋は人の心を表すと思いませんか。
インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。
「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。
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