DECO ON トークセッションのお知らせ

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そのときベストを尽くしていたと思っても
振り返れば「・・お、お・・・おぉ・・」と思うことはいくらでもある。
あんなにキメキメのつもりだったワンレンボディコンも
今振り返れば、オヨヨヨ・・・としか言いようがないだろうし
(私はバブルを知らない世代なので、幸いそのような過去写真はないのだけれど)
透明な下敷きに挟んだ吉川晃司の写真に
当時流行ったマンガ字で「KOJI LOVE」と白いペンで書き込まれているものを見つけたとして
13歳の自分を責めることができるだろうか(笑)

そう。時は流れるのだ。

インテリアにももちろん流行がある。
そのときベストを尽くしたコーディネート、
それがかっこいいと信じたアイテムにも、
時がたてばやはり、時代を反映しているなつかしさを感じるのは否めない。

でも。それでいいのではないだろうか。

今、プランニングをするならば
DIY感、クラフト感、錆びたり朽ちたりした感、あるいは
ウォールナット、コンクリート的質感、西海岸、NY、
そんなものをミックスしていくような感じかもしれない。
そんな「今」の気分を全面的に取り込んで提案することを求めてくるお客様もあるし
将来振り返って「あぁ、これ、昔流行りましたよね」ってなるようなインテリアは嫌だから
今風なものはあまり取り込んでほしくないというお客様もある。
けれども、どんなに普遍的なものを選んだつもりでも
大なり小なり、世のなかのものは時代の空気と切り離していくことはできないと思う。

昔。オシュウトメさんから紺色のスーツをいただいた。
お古なんだけれど某ブランドのもので高価なもので、
本当に(就活に使えそうな)シンプルなスーツだから、着られると思うからと。
だけどやっぱりね、袖を通すと・・・違うんですよ。
何が?なんだろ。何かが違う。
シルエットが昔っぽい。
どんなに定番でも、時が流れれば定番ではいられないのだ。

前置きがなげーぞ。
5/18、代官山でトークセッションをします。
越川洋平(オーブインターナショナル代表、カーテン屋さん)
荒井詩万(シックインテリアプランニング主宰、インテリアコーディネーターさん)
福澤涼(ウォールデザインオフィスハピヲル代表、デザイナーさん)
三宅利佳(←わたし。一応インテリアコーディネーター)
という同世代4名で、インテリアの過去、現在、未来へと話をつなげます。
フリーランスで活動しながらこの業界に浮遊する4人、
お酒もありの17時スタート、何が飛び出すかわからない楽しい40分間です!
「ぼくらの時代(仮)」というタイトルのトークセッション、ぜひ皆さま足をお運びくださいませ。
このトークセッションは、DECO ON(デコオン)の会場で行われます。

JAPAN DECO ON
(入場チケット購入窓口)

DECO ON(デコオン)は、インテリアの展示会です。
業界向けにスタートしていますが、一般の方にも広めたいのだそうです。
チケットを買えばだれでも入れます。
トークセッション聞きに来るのだけでもOKです。
来れば会場には海外の素敵なファブリック、壁紙などの商材を見て触れることが出来ます。
お時間とご興味のある方、遊びにいらしてください。

ちなみに約1年まえの私のブログ、
前前回のデコオンの様子はこちらです。
(ムッチムチな自分を蒸し返すことになるが)
あ、で、本日の画像は、
A様との打ち合わせで使用したパワポ資料の一部でした。
デコオンと全然関係ありませんがなにか。

プロフィール

三宅 利佳(ジェイブルー)

インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー

●インテリアコーディネーター  980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級

美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。

どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから

そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。

美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。

部屋は人の心を表すと思いませんか。

インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。

「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。

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