節アリナラ材とステンレスのキッチン
今日は、細かいパーツを持ってHさんのところへ再び。
先日雨の中荷揚げしたお天気とは変わって、梅雨明け前なのに真夏のような暑さ。でも、公園の近くに建つこの家は気持ち良い風が吹き抜けるので、どこか心地良いのです。
木にとって湿気は侮れないですからね。
今までも、木が動きすぎちゃって、はめてあったガラスが勝手に割れちゃったことがあったり、木が伸びちゃって、カウンターを上に押し返しちゃったり、いろんなことがありました。
Hさんとそんなお話をしておりました。
無垢の表情は良いというのはもちろんでしょうけれど、成形されていないそのままの木ですから、刈り取って製材されたあとでも動くのです。昔の人々は、その動きを工夫して逃がしたり抑えたりしていました。今の人たちは新たな技術でその動き自体を無くしてしまうこともできるようになりました。どちらの方法にも良い悪いはないと思います。昔があったから今の技術ができあがったのだし、今の技術を知っているから昔に戻りたいと思う気持ちもあるわけだし。
本物とか偽物とか、良い悪いで分けられない奥深さが家具作りのそこかしこにあるのです。それが良いのです。
そして、先日お話しした、Hさんのお友達ということで今回取り入れたかなぐやさんのハンドル。美しいのです。
今井 大輔(フリーハンドイマイ) さんの記事
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