サロンコーディネートちらみせ

家結び.COM

家結び.COM


6畳サロンコーディネート。のちほど改めてコーディネート事例のほうでご紹介させていただきます。
いろいろ素敵になりました。

さて。

セルフブランディング、という言葉があります。私はこの言葉自体はあまり好きではありませんでして、「なんだその気取った言い方は」と思って拒絶反応をおこしてしまうのですが、自らをプロデュースしてプロモーションしていきましょうという思考そのものについては、とても大切なことであると思っています。とくに私のように個人で仕事をしている人間にとって、自分や自分の仕事をどのように発信していくかというのは死活問題に直結する重要事項かもしれません。

わたしが好んで影響を受けているおひとりとして、松浦弥太郎さんの話をしようと思います。
「暮らしの手帳」の元編集長で、文筆家、書籍商という、有名人な方です。もちろん私は面識はありませんから、あくまでも松浦さんの本を通して一方的に勝手に影響を受けているだけなのですが。
丁寧に暮らすということ、誠実に対応するということ、人の期待に応えること。他人に対して敬意を払うということ。すべてにおいて即答をすること。シンプルな白いシャツを着て、メールの文章は完結に短く(メールに時候の挨拶なんて不要)(長文メールを寄越す人は他人の貴重な時間を奪っていることに気づけない人だという考え)、人と出会うことには時間を割き重要視するけれど、社交辞令のおつきあいには顔を出さない。豪華である必要はなく、美味しいものを食べること。

当たり前のようでいて、当たり前に出来ている人がたぶん、少ない。そういうことを一つ一つ意識しながら生きていくという姿勢が、この松浦弥太郎さんの生き方なんだなと伝わってきますし、そして共感できる(見習いたいと思う)部分がとても多いのです。
この人は「セルフブランディング」なんて言葉を使ったりはしていませんが、結果としてきちんと正しく発信出来ているのと思うのです。

そんなわけでね。私は日々のごちゃごちゃした出来事や多忙の中に飲み込まれそうになる時は、松浦さんの本を引っ張り出してきてパラパラめくり、思考をシンプルにするべくリセットしています。
わたしは激しい情熱は持っていながらも生き方が静かな人、というのが好きですし、そういう人になりたいなぁなんて思っています。そういうインテリアコーディネーターです。


・・・はいこれ誰か英訳してw

プロフィール

三宅 利佳(ジェイブルー)

インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー

●インテリアコーディネーター  980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級

美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。

どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから

そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。

美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。

部屋は人の心を表すと思いませんか。

インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。

「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。

三宅 利佳(ジェイブルー) さんの記事

  • 私が影響を受けた本「インテリアファブリックの世界」

    私が影響を受けた本「インテリアファブリックの世界」

    インテリアショップやインテリア関連のメーカーが出している「本」が ちまたにはいくつもある。 例えば。 イタリアンモダンの高級家具店でおなじみの カッシーナ。 カッシー...

  • 7年前のお客様ふたたび

    7年前のお客様ふたたび

    7年前のお客様から再びのご依頼をいただき、伺ってきました。 7年ぶりにお会いするお客様は何も変わらず (太りもせず、老けもせず、ってすごいですよね♪) お部屋も当時とほとん...

  • 赤ちゃんマンとシェード

    赤ちゃんマンとシェード

    写真の奥にみえるのは 以前に納めさせていただいたカーテン。 上部が紺色の無地、 下部がジオメトリックな柄に紺とオレンジが入っているファブリックを使いました。 とい...

関連する記事