オレンジリビング
オレンジの柄ものは、イギリスのブランド「SCION」のファブリックで、鼠色の無地は、MANAS-TEXの生地。右と左を違うものにするっていうカーテンのデザインは時々ご提案をしています。インテリアのアイテムが少ないような時には、ちょうどよいアクセントになってくれます。
インテリアのアイテムというのは、キャビネットとか、アームチェアとか、サイドテーブルとか、ネストテーブルとか、本棚とか、スタンド照明とか、観葉植物とかとかとかのことを言いますが、そういったアイテムの数が多ければ豊かな空間を演出できるけれど「広々とすっきり住みたい」や「小さな子供がいてあまり家具を置きたくない」というご要望のときには必要最低限のセッティングになったりしますよね。壁が白くて家具も少ないと殺風景になっちゃうのでカーテンにデザインを取り入れるといいかもですよ、というアイデアです。
で、写真の話をします。
部屋の照明を部分的につけて撮影したのが最初の画像で、こちらは照明を全部消して太陽光だけで撮影した画像です。
これは個人的な好みの問題ですが、照明を消して撮影したほうが私の今の気分です。照明をつけたほうは温かい雰囲気でやわらかくてオレンジ色にふんわりと包まれた写真になりましてこれはこれでもちろんよいのですが、照明を消したほうはすっきりさっぱり白く映りまして、それの何がいいかというとファブリックやモノの「色み」加減が肉眼に近い色で再現できます。
壁の絵にもオレンジ色を取り入れました。
W様のおうち、コーディネート事例のほうでいずれまたご紹介させていただきます。
三宅 利佳(ジェイブルー)
インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー
●インテリアコーディネーター 980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級
美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。
どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから
そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。
美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。
部屋は人の心を表すと思いませんか。
インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。
「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。
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