「碧色の通過点」埼玉県さいたま市自邸
REAL-LIFE RENOVATION インテリアコーディネーターとつくる世界にひとつの“リア住”空間にも掲載しています、わたくしが暮らしている自邸のご紹介です。小さな空間ではありますが、いつになっても完成することなく日々進化形のインテリアです。2007年に夫の実家を2世帯住宅にフルリフォームをして、1階に夫の両親、2階にわたしたち家族が生活しています。
最初は白い壁にしていましたが、途中で碧色(ブルー)の壁紙に貼り替えました。そんな感じでちょこちょこと手を加えながら10年、過ごしています。
(リノベ初期)
(現在)
碧い壁は、フランスから取り寄せたE’LITIS(エリティス)というブランドのもの。和紙のような質感でとても分厚い紙で出来ています。
リヤドロの天使の祈り。蚤の市で見つけた古い、本。
ディスプレイしているのは家族の写真。生まれた息子、生まれた娘。
キッチンはオーダーです。ステンレスヘアラインのカウンターと、白いメラミンの扉。メープル材の棚3枚。究極シンプルで私にとって使いやすい形。
キッチン。タイルは汚れますか?目地にカビがはえたりしませんか?と聞かれます。・・・目地、汚れますよ、こんな感じ。私はマメに几帳面にきっちりお掃除をするタイプではなくて、ざざざーっと大雑把にしているのです、そうするとこんな感じになります。そろそろ目地材を入れなおしてきれいさっぱりさせようと思っているところです。私の考えは「家はメンテナンスフリーではない」と思っているので、定期的に手をかけることはむしろ必須で・・・あまり細かいことは気にしません。
つくって、並べて、食べて、運んで、片付ける。このコンパクトな距離感(笑)作業動線が短くて済むということは、それだけ「片付けるのが苦にならない」ということです。部屋が狭いというだけのことですが、むしろメリットとしてとらえています。
ミルフィーユのように、3色のベルベッド生地をストライプに縫い合わせたフラットバランス。さりげなくアクセント。
事務所を構える前は、自宅で仕事をしていました。このスペースは以前は「外」だったのですが、バルコニーの一部分を室内にとりこみ増築してワークスペースにしたのです。いまは事務所を構えていますのでカタログや仕事の資料はここには一切おいておらず、普通に家族の本棚となっています。娘が宿題をしたり、プリント類などの物置場所にもなっています。
本棚には、本だけではなくていろんなものをわちゃわちゃーっと置いています。ブレスレット、ハーモニカ、変な置物、ポストカードをいれたフレーム、ライブ会場でもらったミュージシャンのピンバッジ・・・。私なりのカオスエリア。
ポストカードを集めるのは好きで、壁にペタペタと貼ってます。古いものは40年前(5歳のころ!)から持っているやつで、新しいものは今年手に入れたもの・・・いろいろミックスされてます。
こちらは息子の部屋。
リノベ初期はこうでした。もともとは玄関の吹き抜け空間でしたが、鉄骨で床を作って1部屋増やしまして息子の部屋にしました。5歳のころの息子。わーい自分の部屋だーなんつってベッドで飛び跳ねていますが、一人でこの部屋に寝るようになったのは中学生になってからです(笑)
小学生のころの部屋。ミニ四駆やプラモデルにはまっていたころで、そんなものが増えていました。ベッドカバーが白くなって少しだけ幼稚園児とは違う大人っぽい部屋に。
そして現在の部屋。壁を黒くしたいと言い出し、妹と2人でぬりぬりDIYをさせました。
お小遣いの使い道はほぼ書籍類、(ライトノベルを含み)いろんな小説を読んでいるようです。本棚が足りないから本棚が欲しいとねだられていますが、「親をあてにせず自分の部屋のことは自分でやって」と思ってます(笑)
インテリアには完成形がなくて、「家族の成長に合わせて」「気分が変わった時に」など、時々なにかをいじっていますa href="https://www.facebook.com/KoyamaHiro">こやまさんでした。ありがとうございました。
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interior DATA
インテリアコーディネート/interiorworks jay blue
戸建
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●造作収納家具(テレビボード・本棚・食器棚・キッチン)/jayblueオリジナルデザイン(施工・フォルムアッシュ+バーン※現在は廃業)
●ダイニングテーブル/IDEE
●ダイニングチェア/MAGIS エアー(デザイナー:ジャスパーモリソン)
●カーテン/SACHO WIND(マナトレーディング) FISBA ハンターダグラス( アド装飾)
●ダイニング照明/トードボンチェの「ミッドナイトサマー」
<<内装>>
床フローリング/マルホン 無垢材
壁ビニールクロス/サンゲツ
アクセントの青い壁紙/E’LITIS(マナトレーディング扱い)
アクセントのストライプの壁紙/テシード
三宅 利佳(ジェイブルー)
インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー
●インテリアコーディネーター 980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級
美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。
どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから
そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。
美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。
部屋は人の心を表すと思いませんか。
インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。
「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。
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