絶対行きたい!「パリのホテル視察」森澄子さん
先日のセミナーは2部構成でした。
前半は「ヒデキ&越川」コンビのトレンド報告で、後半が森澄子さんからのパリのホテル視察のお話です。
森さんは名古屋にお住まいのデザイナーさんで、エレガントで素晴らしい施工事例の実績をいくつもお持ちの大先輩。
何年もパリに通い続けていまして、毎回ホテルインテリアのお話を持ち帰ってくれるのが恒例になっています。
冒頭の画像は、パリの NOLINSKI HOTELの客室。
画像を見せて頂いた瞬間、マンガの吹き出しみたいなモールディングのデザインにやられちゃいました。
かっこいい!なんだそのパンクな発想。
去年オープンしたばかりなどの比較的どれも新しい「最旬スポット」のホテルをご紹介くださいました。
たくさんのスライドを用意してくださっていたので、ひたすらひたすら食いつくように見入ってしまいました。
流行っているデザイン、旬のデザイナー、ショップの流行・・・。
私はロンドンのインテリアがすっごく面白いと思っていましたが、パリはパリでまたちょっとテイストが違ってエスプリがきいていてこじゃれた感じが多く、こっちも素敵。本当に。
ヨーロッパの、2017の流行柄のひとつに「パイナップル柄」がありまして、カーテンの生地、椅子の張地、壁紙などにあちこちパイナップルが登場しています。そんな話をセミナー
前半の「ヒデキ&越川」で聞いたわけなんですが、森さんのパリホテル視察報告ではこんな部屋も出てくるわけですよ、一面ヒョウ柄!
2017年のインテリアは「ピコ太郎」だねぇ、なんていうオチがついて、まぁ、笑いをとるっていうね。
いずれにしても。
シンプル、シンプル、ナチュラル、モノトーン・・・・そういうおとなしいテイストのところには今のインテリアはいなくて、どんどん「もっとデザインを」「もっと豊かに」の方向に流れているんじゃないかなという気がします。色使いにしても、柄づかいにしても。
行きたいホテルが増えちゃって、ほんと、どうしよう、って思います。
三宅 利佳(ジェイブルー)
インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー
●インテリアコーディネーター 980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級
美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。
どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから
そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。
美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。
部屋は人の心を表すと思いませんか。
インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。
「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。
三宅 利佳(ジェイブルー) さんの記事
-
私が影響を受けた本「インテリアファブリックの世界」
インテリアショップやインテリア関連のメーカーが出している「本」が ちまたにはいくつもある。 例えば。 イタリアンモダンの高級家具店でおなじみの カッシーナ。 カッシー...
-
7年前のお客様ふたたび
7年前のお客様から再びのご依頼をいただき、伺ってきました。 7年ぶりにお会いするお客様は何も変わらず (太りもせず、老けもせず、ってすごいですよね♪) お部屋も当時とほとん...
-
赤ちゃんマンとシェード
写真の奥にみえるのは 以前に納めさせていただいたカーテン。 上部が紺色の無地、 下部がジオメトリックな柄に紺とオレンジが入っているファブリックを使いました。 とい...
関連する記事
-
住まいづくりのプロセスが変わるかもしれません!!
住環境セラピスト&ライフオーガナイザーの小森あきです。 お住まいを建てる時、リフォームする時、お引越しする時。あなたはまず誰に相談しますか? 多くの方が、展示場や不動産屋の営業マ...