サロンの空間コーディネート術

こんにちは。インテリアコーディネーターの小島真子です。

昨日は、インテリアデザインをお手伝いさせていただいたエステサロン「キャロリーヌ自由が丘店」で、お肌のお手入れをしてもらいました。

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こちらは4月上旬には無事に納品が完了しています。
昨日は、実際に自分が施術を受けお客様の立場となって照明の位置や明るさ、スタッフさんのワークエリアなどを再確認しつつ、 スタッフさんのステキな接客に癒されていました(笑


おかげさまで、最近はサロンのコーディネートの依頼が、かなり増えてきています。

そこで、今回はサロンの空間演出についてお話しします。

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サロンの空間演出の基本は「お客様の目線」で作り、「また来たい」と思える居心地のいい空間にすることがポイントです。

まず、「なぜサロンを始めたいのか」や「自分の好きなもの」、「どんなお客様に来てもらいたいのか」など、イメージを書き出しコンセプトを決めます。

次に、インテリアスタイルを考えます。

自分が何を好きなのか?迷ってしまった場合、最初に「感覚的な好み」をはっきりさせておくことが大切です。その好みをスタイルや材質・カラーなどに落としこむことで、スムーズにインテリアスタイルが考えられます。

色や柄、家具やカーペットなど、なかなかイメージが湧かない方には、「通販雑誌」を見て気になったアイテムを切り抜くことをオススメしています。


たとえ集めた写真のテイストが混在したり統一性がなくても、好きな順にランキングをつけたり、色や素材の好みで決めればいいですし、意外と共通点がでてきたりするのでイメージが作りやすいですよ。

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そして、部屋作りに入ります。

最初に、部屋全体の「インテリアカラー」を選定します。 サロンのコンセプトに基づいたカラーにすると、お客様にサロンのイメージが伝わりやすいお部屋になります。例えば、ハーブがコンセプトでしたら、 緑をメインにするといいですね。

部屋のカラーバランスは、 メインカラー70%、サブカラー25%、 アクセントカラー5%が目安になります。参考にしてみてください。


次に、家具を小物を配置していくのですが、「どの場所に何が必要なのか」、「ここに立つとなにが見えるか」を優先的に考え、お客様の視線の向きに注意しながら配置します。

時計や商品などのディスプレイ、自宅でサロンをやられる場合は、部屋からトイレまでの導線で生活感が出ていないかを気をつけます。


また、サロンをより個性的に演出する方法として、玄関や壁に絵画やポスター、ペンダントライトやフォトフレームなどを「デコレーション」するテクニックがあります。

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ここでも、「何を飾ったらいいのかわからない」、「飾りすぎてごちゃごちゃになっている」と悩んでしまうことがあります。そういう時は、何か一 つ「ルール」を決めるといいですよ。

例えば、同じ横のラインでストーリー性のある絵を並べたり、額縁を統一したり、インテリアカラーにあった作品を選んだりすることなどです。

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収納に関してですが、ここだけは守って欲しいポイントがあります。

それは、「不要なものはセラピールームに置かないこと」と、「隠したいからと言ってむやみやたらに布をかぶせないこと」です。


布でごまかすのではなく、隠す収納と魅せる収納をしっかり分けることを意識しましょう。


最後に、お客様を喜ばせる上級テクニックとして、空間で変化を演出する方法を紹介します。それは…ズバリ、玄関やトイレなど、お客様の目に入る場所には季節に合わせたディスプレイエリアを作ることです。

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和食屋さんが季節で暖簾を変えるように、些細な変化でもお客様にとっては再来したときの楽しみにもなります。花や写真などを使って上手に空間を演出をすれば、商品の売上やリピート率アップも期待できます。


また、最近は「インテリア家電」や「インテリアグリーン」といった装飾品他沢山出回っている為、家具屋他のインテリアアイテムと上手にミックスさせていきましょう。

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ぜひ、サロンでもコーディネートを楽しみながら、さまざまな工夫をしてみてください 。

プロフィール

小島真子

笑顔があふれる空間づくり

事務所ラフスタイル代表 ( http://www.laugh-style.jp )
法人ではサロン・オフィス・社員寮・ホテル等のコーディネートを中心にコーディネート及びイベント用スタイリング設営、個人では、引越し時のレイアウト相談、新築・リフォーム時のインテリアコーディネート業をはじめ、他、セミナー講師、執筆活動、コンサルティング、企画やメディア協力等でも幅広く活動中。

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