またか!って言わないでね。だってまたセミナーのお知らせなんです。

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ジェイブルーとしては珍しいほうかな?
クラシカルなテイストのコーディネートもやってます。
完成が楽しみでしかたがないお部屋です♪


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今日の画像は、六本木にあるJAB(ナショナルインテリア)さんのショールーム
ナショナルインテリアのショールームなんて、インテリアコーディネーターになりたての頃は、恐れ多くて近づくことが出来ませんでした。
ファブリック/カーテンのショールームは数あれど、このショールームだけはどういうわけか近づけない。
サンゲツにも、リリカラにも、テシードにも、フィスバにも普通に行けるのに、ナショナルインテリアのショールームだけは扉を開ける勇気が出なかった。
選ばれし顧客、選ばれし物件、選ばれしインテリアコーディネーターしか行ってはいけないような気がしていたんです。
(いや、全然そんなことないんですけれど)
(なんでもそうですが、なりたての右も左もわからないような時期って、なにもかもが恐れ多かったのです)
独特の敷居の高さがあるのです。
いや、敷居が高いんじゃなくて、扱っている商品がとにかくただただひたすらに高いんだよ!って話ですが。(笑)


敷居の高さは変わらないのですが、さすがに恐れ多くて近づけないということはなくなりました。
フラリと急に行って
「車で来たから駐車場停めさせろー」って言ってみたり
「打合せで使いたいからこれとこれ貸してけろー」って言って
ショールームに展示されているものを持ち出してきたりします。

インテリアコーディネーターの資格を取得したばかりの20年前の自分に言ってあげたい。

大丈夫。
20年後、自分で出版したインテリアの本がJABのショールームに並ぶ日が来るから。

・・・ってね。


さぁ、そんなわけで、今日はまたセミナーの告知でございます。
またまたご縁をいただき、HIPSさんのところでおしゃべりをすることになりました。

インテリアコーディネーターのゼロから始める起業塾

↑タイトルにドン引きしちゃうでしょ。
この私が?起業塾の話をするの?っていうね。
オーダーを頂きましたのでやるからにはちゃんとお話しします!
どうぞ皆様、お申込みくださいませ。
よろしくお願いいたします。
セミナーなんていうのは全く本業ではないのでできれば避けて通りたいのですが
声が掛かれば頑張ることにしています。

人生回顧。
昔、子供の頃に通りがかりでみた、
ある大道芸人のことが忘れられない。
ピエロの格好して、
ジャグリングをしている男の人だった。
ちょうど始まるところだったので
なんとなくそのまま足を止めて 眺めることにしたのだ。
大道芸人はトークが抜群にうまかった。
ジャグリングも多分普通に上手だった。
順調に客を楽しませていると
しばらくして 音楽がおかしくなった。
あれ?あれ?なんだ、ちくしょー
音響がトラブってしまった!と
大道芸人が慌ててしばらくいじってみるんだけど直らない。

すみませんね、みなさん、
ちょっとCDが壊れちゃったみたいなので
ここからは音楽なしでやりますねって言って、
続きのジャグリングを始めたのだ。

そしていよいよクライマックス。
これから大技を披露しますよー
私たち観客もサイコーに引き込まれている
最高潮な雰囲気の その、大技が決まる瞬間。
音楽が鳴り始めた。
絶妙のタイミング、絶妙の効果音。
観客は一瞬どよめいた。

そして、
それがたまたま急にCDがなおったのではなく
音響が壊れてしまったというのが
実はそれすらも演出の一つだったことに気づき、
感動の悲鳴があがったのだ。
観客はどよめき 悲鳴が上がり、
そして、拍手が鳴り響いた。
CDは壊れていなかった。
壊れたという演出で 実は会場にはずっと
無音のCDは流れ続けていたのだ、
そしてまた再び音楽が鳴る、
その、たった一度の 決して逃してはいけない
失敗の許されないそのタイミングに
ジャグリングの大技のタイミングを
寸分たがわず合わせてきた。
みんな大満足の、大道芸だった。

無関係と思っていたことが
実は綿密に計画されていて
それが最後につながる。
私はずっとその大道芸人の演出が忘れられない。
私はどうせセミナーで話さなきゃいけないのなら・・・
あの大道芸人の演出を意識して、
そして目指したいと思っているのです。
(ハードルが高いっw)

プロフィール

三宅 利佳(ジェイブルー)

インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー

●インテリアコーディネーター  980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級

美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。

どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから

そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。

美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。

部屋は人の心を表すと思いませんか。

インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。

「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。

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