理想のキッチンの原点になっている1枚の写真、そしてお弁当の話

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子供が小さかったころは、お弁当もかわいいもんでした。
子供が5歳なら私も母親歴5年です。
そして、子供はいつのまにか大きくなっていて
そして、お弁当も地味に・・いや、大人っぽく・・・(笑)
向かって左は某日の高校生男子用お弁当。
好物のピーマンさえ入れておけば納得してくれます。
フルーツを入れておくと「そーゆー余計なもんは今度からいれなくていい」と言います。
向かって右は某日の小学生女子用お弁当。
フルーツがないと「貧相だからやだ」と不機嫌になります。
玉子焼きとフリカケも必須。

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それにしても。
幼稚園児時代に使っていたスプーンとフォークを娘はいまだに使っているのですが
こうやってみると色あせ具合がすごいですね。
ほぼキャラクターがフェードアウト(笑)
私が子供のころは、お友達と「おかずを交換」するのがちょっと楽しかった記憶があります。
うちの玉子焼きと、お友達の玉子焼きを、交換して食べるんです。
わぁ、よその家の玉子焼きって甘いんだぁ♪新鮮~♪美味しいなぁ♪って思いました。
そういう思い出、みなさんにもあるでしょう?
懐かしいですよね。
っていう話を子供たちにしたら、
「え、おかず交換?ありえない、なにそれ」って言われました。
あ、そーですかい(笑)
ところで、先日テレビで、各都道府県別の「お弁当のおかずの数」ランキングをやっていました。
ベスト1位 島根 5.8品
ベスト2位 山形 5.7品
ベスト3位 富山 5.5品
おかずが平均6個近く入ってるんですって。
どの県もみんな日本海側。
海の幸が豊富だとか米どころでご飯のお供が多いとか、そういうことらしいです。
そして、
ワースト1位 群馬県 3.8品
ワースト2位 千葉県 3.9品
ワースト3位 沖縄県 3.0品
私は千葉県人なので、なんか納得です(笑)
今日の画像のお弁当見てもわかりますが、わりとシンプルな傾向でしょう?
品数少なくて、ドーン!っていうざっくりとしたおかず。
もう2品増やせば豪華になるということですね。
了解。
気が向いたらそうします。

私がつくるお弁当がこんなですので想像できるかと思いますが
キッチンの使い方もいたってシンプルです。

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キッチンがコンパクトなのは家の広さ(狭さ)が理由、というだけでもなくて、まぁ、これで充分、と思っているからです。

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このキッチンを10年使い続けていますが、なにひとつ不満も不具合もありません。
ところで。
私が理想とするキッチンの原点は、この1枚の写真なんです。

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この写真のキッチンの何が私の心をとらえて離さなかったのかというと、「窓」。
眼の前に窓があって外の景色が見える。
広々とした外の景色が見える。
もうそれに尽きます。
リビングやダイニングなど部屋の中に向かって立つのではなくて、
家の外に向かって立つ(つまり部屋の中にお尻をむける状態)のレイアウト。
そして外が丸見え。
そして外からも丸見え。
帰宅する家族の姿が遠くからでもわかる。
家族ももちろん明かりがついた我が家のキッチンの私の姿が、遠くから見える。
簡素な作り。
そんなキッチンが私の理想でした。
1999年出版の海外のインテリア誌。
このページを見たときに心を奪われて以来
私の中でずーーっとこの写真が「キッチンの原点」になっています。
豪華とか。
多機能とか。
そういうのじゃないんですね、私は。
食べることは「日常」に溶け込んでいてもらいたいのです。
・・・っていうのは、私の求めるキッチンの話でしたー。
100人いれば、100通りの理想のキッチンがあることでしょう♪
キッチンのリフォームのご相談ももちろん受け付けています。
どうぞご相談くださいませ。

プロフィール

三宅 利佳(ジェイブルー)

インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー

●インテリアコーディネーター  980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級

美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。

どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから

そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。

美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。

部屋は人の心を表すと思いませんか。

インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。

「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。

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