「地下酒場」という名前の居酒屋さん、工事中です。
「で。全部で何個だって?」
「36個です♪」
というわけで、ひたすら板を割いて、指定したサイズの箱を作ってもらうこと36個。
ところどころ黒く塗れと言ってみたり。
「なぁ、奥行250のやつ。これ220にしちゃだめかい?刻むのに歩留まり悪いんだよ。材料足りなくなる」
「OK,変更しましょう」
とかやりながら、黙々と数字を計算して、黙々と作っていただく。
「で。カウンターの上をどうするんだって?」
「まず、これを通しで1本。次に・・・この薄っぺらいのをランダムに。次が・・・あ、これにしよう、これを乗せて・・・そんで…4段目は・・・」
というわけで、あーでもないこーでもないと騒ぎながら、サイズの違う垂木類をランダムに重ねてもらうことカウンター4m分。
てな感じで、ここは住宅ではなくて、商業施設な現場です。
実は私がいつもお世話になっている職人さんのお客様案件なのですが
内装デザインを手伝ってもらえないかな?と声をかけていただき、
お手伝いさせていただいているイレギュラー現場。
とりあえずさぁ、
手ぶらでいいから現場に来て一緒に見てちょうだいな。
そして図面を作ってくれないかな。
そんで内装プラン考えてくれないかな。
そんでお客様にプレゼンしてくれないかな。
・・・と。
呼ばれて行ったこんな状態の空間が
↓
串揚げの美味しい居酒屋さんになるべく、作業途中の様子。
↓
↑
以前チラっとご紹介をしていました、そう、あの、パースの案件です。
Aプランが採用され工事が進みました。
コンセプトは「職人酒場/ギルド」です。
ローコストでどこまで出来るのか、っていう、、けっこう究極な現場のようです。
来週のオープンにむけてバタバタです。
間に合うかっ?!
遅くまでお疲れ様です。
三宅 利佳(ジェイブルー)
インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー
●インテリアコーディネーター 980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級
美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。
どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから
そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。
美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。
部屋は人の心を表すと思いませんか。
インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。
「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。
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