電力に頼らず自然のチカラを利用した快適な省エネ住宅を実現させよう
夏の強い日差しを緩やかにして風を取り込む
夏の暑い時期は、太陽の高度が高いので、ひさしや軒の出を深くし、樹木やすだれなどにより日差しを遮って風を上手く取り込みましょう。また、日本の夏は南から北に向かって吹く風が多いので、南側を入り口にして北側には風の出口となる大きな窓を設けると良いでしょう。2階建ての場合は、風は低い位置から高い位置へ吹きますので、2階の北側に窓を設けるのがベストです。
冬の寒い時期は、太陽の高度が低く、日差しを積極的に取り入れることがポイントになります。東と西に窓を設けると夏の日差しが厳しいので、南に窓があると理想的です。
さらに、住宅の断熱性や気密性を高めることで、屋外と屋内の温度差が確保され、暖冷房を行うことにより、冬は暖かく、夏は涼しく過ごすことができます。
もちろん地域・周辺環境により、風向きや風の通りは多少異なりますので、地域ごとに異なる風の特性をよく理解して計画しましょう。
自然エネルギーの活用
機械設備を使って太陽や風力などの自然エネルギーを利用する方法もあります。太陽光発電
太陽の光エネルギーを生かして発電するシステムです。屋根にとりつけた太陽電池パネルで太陽光を吸収して発電します。冬場の日照が少ない地域や取り付け角度や面積によって発電量は大きく異なります。また、雨の日や夜などは発電はできません。
しかし、余った電力は電力会社に売ることができ、停電時にも非常用電源として利用できます。
一般的な住宅の屋根に設置できる太陽光発電システムは、3キロワット(約20平米)です。一世帯あたりの年間総消費電力の大部分を、太陽光発電でまかなえる事も不可能ではないでしょう。
導入すると、公的な補助や、住宅金融支援機構の融資で優遇措置が受けられますので、国やそれぞれの地域の自治体に確認してみましょう。
太陽熱システム
太陽光発電とは異なり、集熱器(コレクター)で集めた太陽熱を、土間コンクリートなどに蓄え床暖房や給湯に利用されます。風力発電
近年、風力発電は小型化が進み、一般住宅にも用いられることも可能となってきてます。もちろん、風がなければ発電できませんので補助電源として利用することが多いようです。仮に10m/秒程度の風速だと約70ワットの発電が可能です。
省エネ家電を選ぶ
省エネの住まいにする為には、暖房設備や給湯設備などの住宅設備も重要です。家電機器の省エネルギー性能は年々高まっているので、無理して古い性能の機器を使いエネルギーを浪費し続け逆効果ということもありますので、思い切って最新型に買い替えするのも良いでしょう。また、照明や電球は、LEDランプが性能が優れております。
このように、工夫ひとつで少ないエネルギーで快適に住むことができます。また、省エネすることでCO2(二酸化炭素)の排出量を減らし、地球温暖化防止につながるとともに、電気料金が節約できます。
吉本 剛 さんの記事
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