白い光とオレンジの光

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これは、東京ステーションホテルの、レストランにつながるエレベーターホール。
白とブラウンのすっきりしたモダンなコーディネート。

エレベーターが来るまでの数秒、ここに立っていたときになんとなく私は落ち着かない感じがしました。
すっきりしていてほんの少し緊張感を覚えたのです。

すっきりの理由は、つまり照明の色なのですが・・・ね、白くすっきりしているでしょう?
この画像は、ほぼ肉眼で感じたものに近い色味になっています。


例えばこの画像を加工したとするでしょう、するとこんな感じ。

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ウォームな、温かみのある、緊張感をほぐすような気がしませんか?

照明の色は、電球(蛍光灯、LED,白熱灯)を交換することで変えることが出来ます。
一般的には、白っぽい色の光は「活動的」なので作業をするのに向いていて、
オレンジっぽい色の光は「情緒的」なのでくつろぐ空間に向いてます、
なんて言いますが、実際のところ・・・
最終的には「個人の好み」です。

それを言っちゃぁ身もふたもないけれど。



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東京ステーションホテルで何してたのかっていうと
お友達とごはん食べてました。
インテリアとは関係ありません(笑)

プロフィール

三宅 利佳(ジェイブルー)

インテリアコーディネート事務所 ジェイブルー

●インテリアコーディネーター  980877A
●2級建築士
●AFT色彩検定 1級

美しく暮らすにはそれなりの努力が必要です。
例えば掃除、整理整頓、時々の模様替えや花を活けなおしたり・・・。

どうせすぐ使うから
どうせすぐ汚すから

そう言ってやりっぱなし出しっぱなし汚しっぱなしの生活は
確かに面倒がなくて便利ですが
便利ばかりを追求していてはあっというまに雑多な空間になります。

美しい部屋、居心地の良い部屋というのは
日々手をかけ続ける面倒臭さを内包しています。
でも、そのことを放棄しないでください。

部屋は人の心を表すと思いませんか。

インテリアコーディネーターがお手伝いできるのはほんの最初の舞台づくりだけ。

「こうありたい理想の自分」を思い描いて
ぜひ素敵な住空間を維持してください。
それが、生き方にもつながるのだろうと思います。

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