タモの食器棚
今日はここからほど近い立場のSさんのところに食器棚の納品でした。
ワタナベ君が初めてほぼ最初から最後までを担当した家具。
私たちの工房では分業にしないで1人1台の家具を作っています。
もちろんその技術や知識を身につけるまでは、パートごとの作業を繰り返し覚えていくのですが、最後にはそのパートパートをつなぎ合わせて、ひとつの家具作りの流れをつかんでいく。
「もちろん大変なこともありますが、とても楽しいです。」先日ワタナベ君はこう言っていました。
物を作るって楽しいよね。
自分の頭の中で組み立ててあるイメージを実際に手を動かしていくことで、形ができあがっていく。木を削っていると、この木はこんな堅さなのか、この金物はこういう動きをするのか、という発見から、その動きを抑えるにはこういう工夫をしていくんだって、言う展開と発展、そして身についていく。
楽しい流れです。
でも、ただただ作るだけではね、その人から信頼されているから作れるんです。
それが大事なこと。
作らせてもらえることはありがたいことです。
そうして、設置は完了。今回はSさんご自身で塗装を行なうために1枚だけ扉を塗ってみてその方法をお伝えします。
その方法をお伝えするのはノガミ君。お伝えする楽しさもまた、Sさんから頂いていること。
家具作りに参加してもらえることもありがたいことです。
いろいろな形で皆さんと私たちはこうしてつながっていくのです。
Sさん、頑張ってくださいね。
完成を楽しみにしています。
そして、クレミルでも楽しんで物作りしましょうね。
お待ちしております。
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