昭和の名建築家・大谷幸夫氏が死去

国立京都国際会館や沖縄コンベンションセンターなどの設計を手掛けたことで有名な建築家・大谷幸夫(おおたに さちお)氏が肺炎のため自宅で死去したことがわかった。88歳だった。

大谷幸夫さんの功績

日本のモダニズム建築の伝道者

【 大谷 幸夫(おおたに さちお) 】

大谷 幸夫(おおたに さちお)は、1924年東京都生まれ。1946年に東京大学工学部建築学科卒業。同大学院にて丹下健三の指導を受けながら広島平和記念資料館などの設計を手伝う。1961年に独立。
日本で初となるコンペ形式で最優秀作品を受賞した国立京都国際会館では、日本建築の伝統美を活かしながらも、美しい立体面を構成した作品となり、国内外から高い評価を得た。その後東京大学都市工学科名誉教授となる。

主な受賞
1968年:アメリカ建築家協会汎太平洋建築賞
1983年:日本建築学会賞
2003年:日本のモダン・ムーブメント100選に選定

主な作品
1966年:国立京都国際会館(京都市左京区)
1966年:東京都児童会館(東京都渋谷区 )
1970年:日本万国博覧会 住友童話館(大阪府吹田市)
1968年:北里大学相模原校舎・女子寮(神奈川県相模原市)
1969年:金沢工業大学(石川県野々市町)
1986年:文京スポーツセンター(東京都文京区)
1987年:東京大学法学部4号館・文学部3号館(東京都文京区)
1987年:沖縄コンベンションセンター(沖縄県宜野湾市)



国立京都国際会館


家結び

沖縄コンベンションセンター


家結び

プロフィール

東恩納 尚縁

将来の夢は孫と一緒に暮らすこと。

孫ができた為、将来は娘夫婦と二世帯住宅の夢を持っています。
「住まい」について考えたコラムを寄稿しています。

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