【映画】ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイのお得情報

ミッドセンチュリーを代表するイームズ夫妻のドキュメンタリー映画が公開でもお伝えしたが、1940~60年代にアメリカの近代主義から生まれたデザインの潮流「ミッド・センチュリー・モダン」の旗手として知られるチャールズ&レイ・イームズ夫妻の素顔に迫ったドキュメンタリー映画、『ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ』が、2013年5月11日(土)渋谷アップリンク、シネマート六本木ほか、全国順次公開予定となっている。

映画『ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ』予告編

あらすじ

画家を目指すレイ・カイザーと当時既婚者だった建築家のチャールズ・イームズは恋に落ち、互いの才能を認め合ってイームズ・オフィスを立ち上げる。第2次世界大戦後の急速な近代化や冷戦など時代に翻弄されながらも、家具や玩具、建築、映画などさまざまな作品を発表し、2人は20世紀を代表するデザイナーとなっていく。チャールズとレイの死後、初めて明かされる2人の手紙や写真のほか、当時イームズ・オフィスにいたスタッフや家族へのインタビューを通し、イームズ夫妻のデザイナーとしての生きざまを明るみにする。

既に、前売り券が販売されており、渋谷アップリンクだけマスコミ試写用プレス=海外版ポスターを限定100名にプレゼントとの事。

また、JDNでは、5組10名様(東京)を試写会にご招待。
※JDN発行の無料メールマガジン『DESIGN WEEKLY』の読者の方を優先。

100%LiFEでは、10組20名様を試写会にご招待。

20世紀伝説のデザイナー・イームズ夫妻の軌跡をフォーカスした初めてのドキュメンタリー映画。今もなお世界中に影響を与え続けている二人の哲学を感じ取れる作品ではないだろうか。

ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ
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ミッドセンチュリーを代表するデザイナー

【 チャールズ&レイ・イームズ夫妻 】

デザイナーであり建築家の夫、チャールズ・イームズと妻のレイ・イームズ夫妻は、20世紀を代表する工業製品のデザイナー。

二人の出会いはクランブルック美術アカデミー。
チャールズとエーロ・サーリネンがMoMAのコンペに出場し、共同で作成した成形合板の椅子で優勝。共通の関心の多さと才能に引かれ合った二人は、1941年6月に結婚する。これが、チャールズ&レイ・イームズ夫妻の誕生となる。

第2次世界大戦中には、脚用の添え木「レッグ・スプリント」が15万本以上も製造されることとなり、イームズ夫妻の手がけた最初の大量生産品となった。

また、「レッグスプリント」で培ったノウハウや技術を使って、DSWLCWチルドレンズチェアなどの開発に成功する。

そこに目を付けたのが、当時、ハーマンミラー社のデザイン顧問であったジョージ・ネルソン。強い呼びかけでハーマン・ミラー社がチャールズの獲得に成功する。

その後、2人は良きビジネスパートナーとなり、椅子はもちろん、テーブル、収納家具、子供用家具など画期的で斬新な多くの家具を発表していき、関係者に衝撃を与え続けた。

その他にも、映画制作や写真、展示デザイン、グラフィックデザインなど、ミッドセンチュリー時代に多くのモダンデザインのパイオニアとして活躍し、そ後のデザイナー達に大きな影響を与え続けた。

主な建築

1936年:ディンスモア・ハウス 
1938年:マイヤー邸 
1949年:イームズ邸
1949年:エンテンザ邸

主な家具

1945年:プライウッド・チェア
1948年:ラ・シェーズ
1950年:プラスティック・チェア
1951年:ワイヤーメッシュ・チェア
1956年:ラウンジチェア&オットマン
1958年:アルミナム・グループ

▼関連書籍
イームズ入門―チャールズ&レイ・イームズのデザイン原風景


▼関連動画
デザインQ&A |チャールズ・イームズ

プロフィール

東恩納 尚縁

将来の夢は孫と一緒に暮らすこと。

孫ができた為、将来は娘夫婦と二世帯住宅の夢を持っています。
「住まい」について考えたコラムを寄稿しています。

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