誰と暮らすも自由‐1219‐
2015年11月9日
誰と暮らすも自由‐1219‐
どこに住むも自由。どこで働くも自由と書きました。
そして、誰と暮らすかも自由です。
縁あって結婚し、今日で12年目を迎えました。
昨晩は、実家で皆に祝ってもらいました。
妻を友人に紹介して貰ったのが1999年の冬だったか。29歳の私は、重い鬱の真っ只中にいました。
こんなぶざまな姿をさらすなら、死んだほうがましと思い、動悸がおさまらず、常に不安に駆られていた頃です。
そんな時、友人が妻を紹介してくれたのです。その友人は「サンルームと吹抜の家」のクライアントです。
設計を依頼してくれたからではありませんが、今は感謝しかありません。
年賀状は家族写真と決めていますが、2004年が第一回目。
この日記を始めたのが2004年の3月なので、その直前でした。
結婚というのは、2人の人生が交差する場面です。そこに招待した人達は、それまで人生で、大切だと思った人達。
その後の場面でも、度々交錯していくことになります。
私が鬱を脱することが出来たのは、思い通りにならない事があると分ったからだと、今は思っています。
反対に言えば、少し努力すれば、全てが思い通りになると思っていたのです。
同じ努力をしていても、貧困な国なら、日本と同じチャンスがある訳ではありません。
日本人のお金を掠め取ってやろうと近寄ってくる輩もいますが、それとて、懸命の方向を間違っているだけです。
海外を彷徨し、懸命に生きている人々の姿を目の当たりにし、おぼろげながら、そんな事を思い始めていました。
結婚の頃を境に、人生が大きく動き出したのかもしれません。
「縁」と言えば良いのか「運命」と言えばよいのか、この世には、コントロールしきれない何かがあります。
沢山の縁を与えられて、今生かされていると実感するのです。
「人は変わる。変われるでは無く変わるんです。調子がいいからずっと同じ状態でいたいと言っても無理なんです。ならいいほうに変わろうよと、僕はいつも言ってるんですよ」
-王貞治-
この王貞治のことばに、真理と現実の全てが含まれています。
誰と暮らすも自由です。
縁と自分の意思の積こそが、自分の人生と言えるのかもしれません。
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株式会社一級建築士事務所アトリエm
夢は必ず実現する、してみせる。
一級建築士 守谷 昌紀 (モリタニ マサキ) 1970年 大阪市平野区生れ 1989年 私立高槻高校卒業 1994年 近畿大学理工学部建築学科卒業 1996年 設計事務所勤務後 アトリエmを設立 2015年 株式会...