テラスにワン友が集まる、帰りたくなる家‐1257‐
2016年3月22日
テラスにワン友が集まる、帰りたくなる家‐1257‐
3月19日(土)発売、「住まいの設計05・06月号」に「野洲の家」が掲載されました。
左下にある「イヌと暮らす家&ネコと暮らす家」の特集内です。
撮影については一度UPしましたが、ここへの掲載を控えていた写真が結構あります。
掲載写真と被るのは勿論NG。誌面を構成する為に東京から3人も来るのですから。
カメラマンも、何度もアングルをチェックします。
誌面には、愛犬チロルが地窓から外を見る写真があります。
目線の先は写っていませんが、種を明かせば、寒い中をご主人が呼んでくれていました。
良い写真を撮るには、色々苦労があるのです。
2階のセカンドバルコニーから見る土塁の景色こそが、この家ならでは写真。
そこから見下ろす写真は、誌面にありませんでした。
よって、ここに掲載します。
「テラスにワン友が集まる、ドッグカフェのような家」がこの家のタイトル。初めは「イヌ友」となっていました。
しかし、奥さんから愛犬家はペットを家族だと思っているので「イヌ友」とは呼ばず「ワン友」というと教えてもらい、こうなったのです。
その奥さんから「守谷さんって、ペットに興味ないですよね」と言われました。理由を聞くと「チロちゃんが、足元に来てかまって欲しいと言っても、気付いてないもの」と。
なるほど。
嫌いでも、興味がない訳でもなく、クライアントの方意識が行っていただけなのですが。言い訳か……
愛犬家の人ほど、ペットの気持ちが分かることはありません。しかし、どんな暮らしを求めているかを教えて貰えば、答えを見つけることは出来ると思っています。
建築設計とは、人間学だと思っていましたが、生物学だったのです。
春には、もう一人のワンちゃんがやってくるよう。
ペットを飼っている人も、そうでない人も良ければ手にとってみて下さい。
いくらワン友が集っても、帰りたくない家では意味がありません。仕事において、最も大切なことが、意外に繰り返されないことは良くあることです。
◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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株式会社一級建築士事務所アトリエm
夢は必ず実現する、してみせる。
一級建築士 守谷 昌紀 (モリタニ マサキ) 1970年 大阪市平野区生れ 1989年 私立高槻高校卒業 1994年 近畿大学理工学部建築学科卒業 1996年 設計事務所勤務後 アトリエmを設立 2015年 株式会...