火の鳥のように‐1265‐
2016年4月18日
火の鳥のように‐1265‐
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【Events】
■セミナー:4月24日(日)14:00~16:00
(会場:大阪市住まい情報センター3階ホール、定員100名)
■「松虫の長屋」見学会:5月15日(日)14:00~16:00
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4月14日(木)21時26分に発生した熊本地震で亡くなられてた方々へ、心らお悔やみ申し上げます。
また、被災された皆さまへ、心からお見舞い申し上げます。
最大震度7、震度6を超える余震が続くという、深刻な状況は変わりません。仕事人としては、応急危険度判定士として、所属団体の要請があれば、すぐに現地へ行きます。
会社としては、精一杯働き、利益を出し、しっかり税金を納めることで、貢献したいと思います。
これは、日本中、世界中のどこで地震が起こったとしても、変わりません。
しかし、人には心情や思い出があります。
フェリーの旅が好きで、九州は子供が生まれてからでも4回は訪れました。一番初めに行ったのが2011年のゴールデンウィークでした。
今回、大きな被害が出ている阿蘇。
初めて訪れたのは小学生だったか。同じ日本とは思えませんでした。
特に草千里の景色が印象的でした。
この旅は、愛車だったハイラックスサーフとの最後でもありました。
あの自然の中を走らせてやりたいと思っていたのです。
火の国・熊本の象徴、阿蘇。
その景色も、およそ普段の暮らしでは見ることのないもの。
甚大な被害が出ているという南阿蘇村では、ふらっと入った洋食屋を思い出します。
手作りハンバーグがともて美味しかった。
加藤清正が築いた名城・熊本城。
瓦が落ちている映像も流れていました。こうして、何度もの天災を凌いできたのです。
大分でも大きな被害が出ています。
別府では、火山国である恩恵を受けることが出来ます。
それ故、繰り返される地震。
この瞬間、自分の住む街に起こったとしても何の不思議もありません。
家族で47都道府県を訪れるというテーマを設けています。
九州・沖縄地方は、沖縄を残すのみになりました。
70億人全ての痛みを分かち合うのは無理です。反対に全ての喜びを分け与えて貰うことも出来ません。
なら、少しでもそうあれるような心を持ちたいし、旅がその礎になれば良いなと思っています。
司馬遼太郎はこう言っていました。
何にしても日本人は働き者である。
日本人は常に緊張している。理由は、常に公意識を背負っているからと断定していい。
公を世間の目とするなら、謙虚さは自然から学ぶのだと考えています。
厳しく、豊かな自然が「人の力の及ばないものがある」という事を教えてくれるのだと思うのです。
とは言え、私達の先祖は首を垂れていただけではありません。
働き者で謙虚な日本人は、何度も這いあがり、再建を繰り返してきました。熊本も必ず火の鳥のように蘇ります。
自分の人生というスパンを超えて見れば、これは綺麗ごとではないと断言できます。
今朝の新聞のスポーツ欄に「この地震に比べれば、私の悩みなど小さい」というコメントが載っていました。
誰もが共感できる意見です。
自分の為、クライアントの為、社員の為、家族の為、そして社会の為に今日も精一杯働くだけ。ただそれだけのことしか出来ないのです。
◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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アトリエmの現場日記
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株式会社一級建築士事務所アトリエm
夢は必ず実現する、してみせる。
一級建築士 守谷 昌紀 (モリタニ マサキ) 1970年 大阪市平野区生れ 1989年 私立高槻高校卒業 1994年 近畿大学理工学部建築学科卒業 1996年 設計事務所勤務後 アトリエmを設立 2015年 株式会...