穏やかでいると決めること‐1349‐
2017年2月2日
穏やかでいると決めること‐1349‐
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年始のことですが、「スポッチャ」という施設で、ビリヤードをしました。
かなり久し振りでしたが、そこは「ハスラー2」のプールバー世代。
娘と行っていたので、ああだこうだとアドバイスしてみました。
キューが長いので、先の半分だけを使っていますが、時々ですがポケットにボールを落とすのです。
それが楽しかったらしく、ビー玉を穴に入れるゲームを作ると言いだしました。
お菓子の空箱を使うアイデアを持っていたので、底板を少しカットし、裏返すというアドバイスをしました。
これがなかなかの出来で、おもわず「上手いねえ」と言ってしまいました。
また、日曜日の子守がいない際は、時々会社へ連れていきます。
すると娘が「この絵、凄いねえ」と感心しているのです。
昨春完成した「SEIUNDO」に納めた本棚の、高さを検討したいというリクエストがありました。
その図面が、机の上に置いてあったのです。
断面図に少し線を描くだけで、それらが立体的に見えます。これはスタッフの田辺が描いたもの。
それをみて、ものを立体的に描くことに目覚めたようです。
最近スケッチが上手くなったなと思っていたのですが、更に腕を上げた感じがあります。
嬉しいことだったので、田辺さんにそのことを伝えました。
すると「小さい時に、36色入りの色鉛筆を買ってもらい、描くのが好きになりました」と。
ちょっと自慢の色鉛筆を使い。それが彼女の絵を上達させたようです。
そしてほめられてさらに上達。成長のスパイラルはいつの時代も同じです。
娘の誕生日には、いい色鉛筆を買おうと決めました。
やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。
-山本五十六-連合艦隊指令長官
子供も社員も、褒めて育てるのが一番という時代です。
動かすためにほめるのは小賢しい気がしますし、心がこもっていなければ意味もないだろうとも思います。
しかし、思わず褒められるような、平穏な状態であることが大切なのだろうかと考えています。
朝から晩までトップギアに入れっぱなしの日は、カリカリしたまま家に帰ることもあります。
そんな日は、ギスギスした雰囲気になりやすいもので、到底「ほめるベース」で見ることなどできません。
娘が起きている時は、玄関まで飛んできて私のカバンを運んでくれます。
これより幸せなことは他にありませんし、そんなことが多少なりとも私の心を穏やかにしてくれるのです。
ほめるというのは、相手の行動もそうですが、自分の心の持ちようが大きく影響しているのかもしれません。
心が穏やかである。それは、そういう状況をつくれたときに成立すると考えていました。
しかし本当は「穏やかでいると決めること」に他ならないのかもと、最近思っているのです。
◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記
株式会社一級建築士事務所アトリエm
夢は必ず実現する、してみせる。
一級建築士 守谷 昌紀 (モリタニ マサキ) 1970年 大阪市平野区生れ 1989年 私立高槻高校卒業 1994年 近畿大学理工学部建築学科卒業 1996年 設計事務所勤務後 アトリエmを設立 2015年 株式会...