女房と○○は古いほうが良い‐1507‐
2018年8月10日
女房と○○は古いほうが良い‐1507‐
10年程前から、カメラはCanonのEOS 5D Mark Ⅱというモデルを使っています。
竣工写真は写真家に撮って貰うのが理想ですが、時間がない時、また私でなければ獲れないタイミングもあったりします。
主にはその時に使うため購入したものです。
また、建築用の広角レンズは画角が広いため既存建物の調査にも欠かせません。
海外へ行く時も、5D Mark Ⅱを持っていくので、私にとっては「本気モード」の際のパートナーです。
しかし、今年の5月、トレジャーキッズたかどの保育園へ、写真を撮りに行った頃から少し調子が悪く、気になっていました。
6月初めの、スタッフの結婚式でも全自動モードしかシャッターが切れなくなってしまいました。
Canonはwebサイトからの修理申込を勧めているので、そこから依頼すると9万円弱の見積りメールが。
後継機種の 5D Mark IVが26万円くらいなので、買い替えも視野に入れていましたが、苦楽を共にしてきたカメラなのでひとまず修理を依頼しました。
それから10日。
ようやく戻ってきたのですが、伝えていた問題が解決していないのです。
ここからのやりとりは、メールでは時間が掛かりすぎると判断し、肥後橋にあるサービスセンターへ直接持っていきました。
この周辺、以前はプロラボに現像をだしに来ていたので、それなりに土地勘があります。
土佐堀川沿いに建つのはTORAYのロゴが入る中之島三井ビルディング。
あべのハルカスも設計した、シーザー・ペリの設計です。
フェスティバルホールの外壁は、なじみがあります。
それらを残して、高層ビル化されたのが2013年。
保存をベースにすることは良いことだと思いますが、この継ぎはぎを私は好きになれません。
しかし、今生の別れになる可能性もあると思い、全自動モードで辺りを撮りまくったのです。
その向かいのビルにCanonのサービスセンターはありました。
初めは若い女性が応対してくれましたが、中から主任のような人がでてきて、丁寧に謝ってくれました。
買い替えという選択をした方が良かったかなと相談すると、
「スポーツ写真等を撮るプロカメラマン様なら別ですが、このクラスのカメラは、修理しながら使って頂いている方の方が多いです。私もそちらをお勧めします」と。
責任を持って修理しますので、もう少し時間を頂きたいですとのことでした。
ついでに、普段分かり難いISOことや絞りのことを尋ねると、親切に教えてくれました。
自社の製品が好きで、プライドを持っていることが伝わってきます。
そして、無事修理が済み、健康体になって戻ってきました。
今日はフルリノベーションの現場調査でしたが、広角レンズをつけて、全部屋を撮影してきました。
蔵の2階の小屋組みを撮ったものですが、やはり長年の相棒、5D Mark Ⅱに限ります。
女房と鍋釜は古い程良い
カメラ、建築もあわせて、ひとまず古いほうが良いとしておきます。
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「回遊できる家」放映
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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記
株式会社一級建築士事務所アトリエm
夢は必ず実現する、してみせる。
一級建築士 守谷 昌紀 (モリタニ マサキ) 1970年 大阪市平野区生れ 1989年 私立高槻高校卒業 1994年 近畿大学理工学部建築学科卒業 1996年 設計事務所勤務後 アトリエmを設立 2015年 株式会...