最後のピース‐1839‐
2021年10月1日
最後のピース‐1839‐
この1年半、巣ごもり需要によって、「売り上げが上がったグッズ」などという記事をよく見ました。
レトルト食品、健康グッズ等がその代表格だと思いますが、ジグソーパズルもそのひとつでしょう。
わずかながらですが、我が家も貢献しています。
私は全くしませんが、妻と子供は何枚かにチャレンジしていました。
こちらはディズニーのライオンキングですが、ずっと1つのピースがなく停滞していました。
困っていると、紛失時補てん用の葉書きがついていたそうです。
葉書は1枚しかないので、右からいくつ目、上からいくつ目と、何度も数え直して郵送。
無事、最後のピースが届き完成したのです。
先月から今月にかけて、何度も竣工写真、動画の撮影に出かけていました。
ようやく写真家からそれらが届きはじめましました。
まずは「コンクリート打放し H型プランの平屋」です。
晴れを待って、何度も延期した甲斐がありました。
少し雲があった方がとも言いますが、快晴と打ち放しのコンクリートは非常に相性がよいのです。
こういった限定された空間は、非常にアングルが難しい箇所です。
各個室も同じ。
寝室、子供部屋とも、縦位置の構成になっていました。
和室から光庭を望むカットも縦位置でした。
出来上がりを見れば簡単そうですが、横位置、縦位置を決めるだけでも結構難しいものです。
また、夜景も腕の差がでるところです。
LDKの夕景は、コンクリートの質感が非常によくでています。
庭から見返したカットも内部がよく分かります。
夕食の時間帯につき、奥さんが少し準備を待ってくれていました。
撮影は、多くの協力のもとに成り立っているのです。
写真家は「少しくらい曇っていても、良い建築は、良い写真になりますよ」と言いますが、この青い夕景は、晴れた日にか撮れないカットです。
竣工写真が揃えば、資料をまとめwebサイトに作品が発表できます。
ようやく最後のピースが揃ったと、ほっと胸をなでおろすのです。
明日、明後日、4日後の月曜日も撮影で、最近、天気予報ばかり見ています。
関西においては、幸いにも台風はそれてくれました。
今日も見事な夕焼けでした。
ちなみに、4日後は弥の明後日(やのあさって)と言うそう。
明日、明後日、 弥の明後日も天気にな~れ、なのです。
文責:守谷 昌紀
■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記
株式会社一級建築士事務所アトリエm
夢は必ず実現する、してみせる。
一級建築士 守谷 昌紀 (モリタニ マサキ) 1970年 大阪市平野区生れ 1989年 私立高槻高校卒業 1994年 近畿大学理工学部建築学科卒業 1996年 設計事務所勤務後 アトリエmを設立 2015年 株式会...